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音楽鑑賞

音楽家の愛の果て
死をも恐れぬ熱愛、不倫。募る恋心が曲を作らせる。
甘く狂おしい旋律で、私達に陶酔をもたらすクラシックの名曲。
その誕生の陰には得てして女がいる。天才達も一人の男。命がけで女を愛し、女に翻弄され、結果とてつもない名曲が完成する。
その旋律が私達の心を掻きむしるのは、作ったのが天才で、聴く私達が凡人であろうと、男と女の間に横たわる情念の深さは代わりがないから。
音楽家たちを創作に駆り立てた彼女たちは、多くが能動的に生き、愛に意欲的な存在だった。
愛されたい男を自分にのめり込ませるほどの魅力をもつこと。
それは究極の愛の形。
・自らパトロンの妻と愛し合い、官能的な旋律の大作を次々と生んだワーグナー。リストやドビュッシーのミューズもまた人妻だった。人目をはばかる切ない愛は、ロマンティックな名曲を生むエネルギーへと昇華された。
・才能あふれるアーティスト同士の関係は、惹き合う力も、反発し合う力もどちらも強力。多くの有名芸術家の「運命の女」となる、魅力的な女を妻に選んだマーラーに訪れた喜びと苦悩の日々。ショパンやシューマンもまた、せめぎ合う愛に進んで身を任せた。そして、芸術家同士のエロスの激突は、私達に多くの傑作を残した。
・オペラの名手プッチーニは、理想の女性像を自作のオペラにヒロインとして登場させる。ところがそれは、現実の妻が悪妻だったからこそにほかならない。恐れながらも離れられない悪妻のもとでプッチーニは自分だけの繊細な愛の世界を創りあげた。
・ロシアの空のようにメランコリックでやるせないメロディを得意としたチャイコフスキーの人生は、旋律と同じように繊細で華麗で、しかも謎に満ちていた。すれ違っても一言も交わさない究極のプラトニックな14年間を続けたマダムとの関係。突然の結婚。ゲイ疑惑に突然の死。しかしその生涯にはさまざまな、愛にまつわる謎が満ちている。
・現代クラッシック音楽界に長きにわたり君臨した帝王と呼ばれた20世紀最大の指揮者マエストロ・カラヤン。女性遍歴もライフスタイルもすべてが派手なその彼が最後に選んだ30歳年下のディオールのトップモデル。世界最高の指揮者と若く美しいモデル出身の女性との結婚はまさに人々の憧れであり、夢のようなカップルだった。その生活は紡ぎ出す音楽以上にドラマティックだったにちがいない。
・マエストロたちを虜にした女たちに想うこと。巨匠達に愛された女神たちは恐るべき奔放、彼女たちは本能の赴くままに恋をし、傷つき、またさらなる愛を求める。そのあまりに熱っぽい生き方の数々に圧倒される。そして自分の人生はなんと平和でまた、平坦かつ淡泊なんだろうとちょっと複雑な気持ちになる。それにしても、今や神聖なほど近寄りがたい世界を形成しているクラッシック音楽とそうした濃厚な恋愛は一見不釣り合いにも思えるがこの激しさ濃密さ、美しさ、そして壮大、荘厳、エロティシズムが何世紀にもわたって人を涙させる音楽を作り出している。そして面白いことに、天才達はどうしても同じ女を愛してしまう。その女がまさしく底知れない魔性を持つからで、生み出す音楽は違っても、音楽家達が女に求めていることはきわめて似通っていたのだろう。マーラーの他に、ツェリンスキーにも、画家のクリムトやココシュカにも愛されたアルマ。ショパンにも詩人のミュッセにも愛されたジョルジュサンド。そしてシューマンの妻でありながらブラームスとも愛し合うクララ。ふと、のだめカンタービレの千秋がのだめを愛するようになる筋書きを思い出した。才能ある女は、才能ある男にちゃんと選ばれる。美しさだけでも、なまめかしさだけでもない。才能を愛される女は、必ず人の運命に関わっていく。
・創作や演奏の意欲をかき立てるミューズ。


大人がハマる恋愛オペラ
「恋愛は障害があってこそ燃えるもの」単純明快な共通テーマ。18〜19世紀のヨーロッパは圧倒的な階級社会。御法度である身分の違いの恋など、満たされない願望を、映画が誕生する以前の大衆娯楽であったオペラがかなえた。作曲家にとっても登場人物の心情や場面の展開を音楽で追求すればするほど、人間の感情表現で最高といえる”恋愛”に行き着くのかもしれない。歓喜、嫉妬、孤独...。恋愛とは感情ごと持っていかれるもの。解釈は人それぞれでも、年齢を重ねるほど奥行きを探れる。

1.「カルメン」ビゼー
 奔放な愛・強烈な個性と魅力を放つ女を愛し、人生を踏み外した男の悲劇。
 許嫁同然のミカエラがいながらも、奔放なジプシー娘カルメンに惚れ、職務を放棄し、入れ込む生真面目なドン・ホセ。しかし束縛を嫌う彼女は別の恋人エスカミーリョをつくり、逆上したホセは彼女を殺害。序曲や行進曲風の「闘牛士の歌」など、必ず耳にしたことのあるビゼーのヒットメロディが満載で、舞台装置の展開も鮮やか。「カルメンは悪女か否か」「一途に愛しすぎた方が負け?」など男女の真実を巡る解釈が広がる。

2.「椿姫」ヴェルディ
 娼婦の純愛。真実の愛を求め殉じる女の孤独。史上初の”泣けるオペラ”
 地方の名士の息子アルフレードと、パリで”道を踏み外した女”つまり娼婦として生きるヴィオレッタ。純愛に目覚めた彼女は夜の世界と決別するも、彼女の父親の差し金で二人は引き裂かれ、彼女は結核で死んでしまう。現実離れした身分違いの恋物語が、女性の涙を誘う。これは作者ヴェルディの”音楽の力”。彼は、歌手の超絶技巧を引き立てるという従来のオペラのあり方自体を変え、登場人物の感情やドラマの展開を音楽で体現。それも、シンプルで耳に残る美しい旋律で。「泣けるオペラはヴェルディから始まった」と言える。

3.「ドン・ジョバンニ」モーツァルト
 悪漢ヒーロー。近寄るな危険!気にならずにはいられない”行動する男”
 ドン・ジョバンニが、女を誘惑するだけでなく、その父親まで殺し、地獄に落ちる。悪漢だが、立ち止まらず、”行動する男”の生き方は魅力的。この手の男は追いかけても無駄。しかし、父を殺されたドンナ・アンナ、一時だけ結婚したドンナ・エルヴィーラ、村娘のツェルリーナ、3人の女達が執拗に追い詰める。三者三様の女の性格と業をかき分けたモーツァルトの人間観察眼は見事。結末は、18世紀のオペラのしきたりに則り、道徳的な勧善懲悪の筋立てだが、強烈な悪漢ヒーロー亡き後は心の空洞感も。感情のコントラストに満ちた作品。

4.「トリスタンとイゾルデ」ワーグナー
 究極の不倫。現世の枷(かせ)を振り切った宿命のふたりが織りなす濃密な愛の世界。
 王女イゾルテと付き人の騎士トリスタンが、侍女が間違って盛った愛の媚薬で火がつき、王女が国王に嫁いだ後も逢い引きを重ねる。密告された騎士は決闘の末、死に至り、王女も後を追う。世俗を超越した究極の愛を描いたワーグナー自身も、当時恩人の妻とW不倫の身。作者の私情が投影され、傑作が誕生した。台本、音楽、演出すべてを手がけたワーグナーの真骨頂がここに。価値のある大作。

5.「ばらの騎士」R・シュトラウス
 身を引く愛。人生の機敏を知る女性の潔さが胸を打つ、大人のための極上オペラ。
 老いの足音に怯える美しき元帥夫人と青年伯爵との情事。「時が来ればこの恋は終わる」と夫人が諦観したとおり、青年伯爵は貴族の娘と恋に落ち、夫人は身を引く。夫人が去ったことにも気づかず、若い二人は新しい恋に酔う。若者の無自覚なる残酷さ、夫人が”女としての期限”に苦悩する様子や別れぎわに見せる大人の分別には共感。巧みな心理描写と18世紀のウィーンという豪華な舞台設定が色濃い艶を演出し、R・シュトラウスの魔法めいた美しい音楽に時を忘れる。イタリアオペラの"絶叫系”やワーグナーの重すぎるオーケストラが苦手な人にもおすすめ。

6.「トスカ」プッチーニ
 サスペンス。嫉妬渦巻く人間模様。人物に感情移入できる”飽きさせないオペラ”
 イタリアの人気歌姫トスカと若い恋人との熱愛を横恋慕した警視総監スカルピアは、彼女の恋人を投獄。救いたかれば自分のものになれと迫り、トスカは衝撃的に彼を殺害。その先には手に汗握る顛末が。どんでん返しの連続の中に歴史劇的な隠し味もあり飽きさせない。恋愛の破滅を招く”イタリア女性特有の嫉妬深さ”に共感する人もいるはず。登場人物の感情や動作にあてた短い旋律、映画でいう”テーマ”をプッチーニが効果的に使い、緊張感をだしている。


お気に入りの音楽

クラッシック

バイオリン
チャイコフスキーバイオリン協奏曲
メンデルスゾーンバイオリン協奏曲
ブラームスバイオリン協奏曲
「リベルタンゴ」ピアソラ・寺井尚子
「ジェラシー」寺井尚子
「チャルダッシュ」・川井郁子
「チャップリン・メドレー」・寺井尚子
「愛の挨拶」・エルガー・奥村愛
タイスの瞑想曲/マスネ
バイオリンソナタ5番ヘ短調[春」/ベートーヴェン
ツゴイネルワイゼン/サラサーテ
24のカプリース/パガニーニ
ツィガーヌ/ラベル
序奏とロンドカプリチオーソ/サンサーンス
スケルツォ タランテッラ/Hヴィエニャフスキー

交響曲
交響曲第1番ハ短調/ブラームス
交響曲第6番悲愴/チャイコフスキー
1812年(序曲)/チャイコフスキー
おもちゃの交響曲/レオポルトモーツァルト
「惑星」より木星/ホルスト
交響曲第2番3楽章/ラフマニノフ

ピアノ
趣味ピアノへ
ギター
アルハンブラの思い出・タレガ・荘村清志
禁じられた遊び
チェロ
無伴奏チェロ組曲・バッハ
オペラ・歌
レクイエム/モーツアルト/カラヤン・ベルリンフィル
フィガロの結婚/モーツァルト/
椿姫/ヴェルディ/
カルメン/ビゼー/
オンブラ・マイライフ/ヘンデル/キャスリーン・バトル
ペルコレージ/バッハ
The most beautiful baroque /Philippe Jaroussky
リナルド・わたしを泣かせてください/
ああ聞いてよお母さん・モーツァルト/スミ・ジョー
カルメン ハバネラ・ビゼー/マリア・カラス
アヴェヴェルムコルプス/モーツァルト/バーンスタイン
マリアカラス生誕60周年コンサート

その他
カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲/マスカーニ
スラブ舞曲第1番/ドヴォルザーク
死の舞踏/サンサーンス/バートン編
Tango Adios Nonino/ピアソラ



ミュージカル
「オペラ座の怪人」の「シンク・オブ・ミー」
「オペラ座の怪人」の「エンジェルオブ・ミュージック」
「オペラ座の怪人」の「ファントム・オブ・サ・オペラ」
「サウンドオブ・ミュージック」の「私のお気に入り
「サウンドオブ・ミュージック」の「エーデルワイス」
「キャッツ」の「メモリー」
「レ・ミゼラブル」の「夢やぶれて」/スーザン・ボイル
「オズの魔法使い」の「虹の彼方に」
「マンマミーア」の「ダンシングクイーン」
映画
「ティファニーで朝食を」の「ムーンリバー」
「ゴッドファザー」の「愛のテーマ」
「天使にラブソングを2」の「オーハッピーディ」
「愛と青春の旅立ち」
「ひまわり」
「明日に向かって撃て」の「雨に濡れても」
「太陽がいっぱい」
「フラッシュダンス」
「プリティウーマン」
「エンドレスラブ」
「小さな恋のメロディ
「シェルブールの雨傘」
「エデンの東」
「ロミオとジュリエット」
「ある愛の詩」
「禁じられた遊び」

ポップス
「スマイル」マイケル・ジャクソン
「Ben」マイケルジャクソン
「Thriller」マイケルジャクソン
「Beat it」マイケルジャクソン
「天国への階段」レッドペッチェリン
「恋は盲目」ジャニスイアン
「ウィルユアダンス」ジャニスイアン
「素直になれなくて」バニーマニロウ
「ユアソング」エルトンジョン
「ニューヨークセレナーデ」クリストファークロス
「ホテルカリフォルニア」イーグルス
「見つめて欲しい」フィルコリンズ
「恋人達のクリスマス」マライアキャリー
「オネスティー」ビリージョエル
「カントリーロード」オリビアニュートンジョン
「君の瞳に恋してる」ボーイズタウンギャング
「レットイットビー」ビートルズ
「イエスタデー」ビートルズ
「ウィアーオールアローン」リタ・クーリッジ
「好きにならずにいられない」リチャードマークス
「ラストクリスマス」ワム
「アメイジンググレイス」
「セイリング」ロッドスチュワート
「星に願いを」ビリージョエル
「We are the world」USA FOR AFRICA
「She」エルビスコステロ
「If We Hold on together」ダイアナロス
「愛はかげろうのように」シャリーン
「トゥルーカラーズ」シンディーローパー
「渚の誓い」エアサプライ
「blond Ambition Tour」マドンナ