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・丁寧なコーディネートが自分だけのスタイルをつくる細部のルール
 ・ショートの人は、ピアスは「ヘアの延長」と捉える。ヘアは、大人の女性の顔を縁取る「額縁」。きっぱりと清々しいショートヘアの人は存在感のあるピアスをポイントに。揺れる、光るなど耳元のジュエリーはロングヘアとはまた違う清潔な色っぽさを醸し出してくれる。
 ・ヒールはフラットか7cm以上と決めている。絶対避けたいのは3cmや5cmのヒール。フラットなら親しみやすく可憐、7cm以上であれば背筋が伸びたエレガンス。確かなイメージをを持たない中途半端な高さはパス。
 ・バッグはブランドの力に頼る。その人のお洒落の偏差値が表れるバッグという存在。モードを理解した上で、自分なりの取捨選択をしているのか、はっきりと伝えてしまう。だからこそ、スピード感とパワーを備えたブランドバッグが必要。
 ・高いタイツを買う。冬のコーデネートでは、「脚」をどう装うかが重要。服の素材や靴の色と合わせるのも手だけれど、最近では上質な「はずし」として使う方がおしゃれ。素材や微妙な色味など、これと思ったタイツに投資すべき。
 ・ドレスアップのためだけの靴とバッグを持っている。バッグや靴は、女性の生活感が垣間見える小物。その人の「日常」をそこに入れて持ち歩いている。だからこそ、ドレスアップ=特別な日は、専用の靴とバッグを。
 ・カジュアル専用アイテムにこそ投資する。ダウンベストやブーツなど、休日専用のアイテムにこそ、大人はお金をかける。仕立ての良いジャケットや上質なニットを着たときと同じくらい、いやそれ以上に素敵に見えないと、カジュアルを着る意味がない。
 ・デニムを1本だけ選ぶなら、スリムストレート。スリムストレートなら、裾をどんなふうにアレンジしても、バランスがいいし、全ての靴に対応してくれる理想の形。TPOを考えて、自分なりにコーディネートできる1本。
 ・ベルトはなじませて、効かせる。上品に目立たせて、全身の印象を「締める」。ベルトは、上半身と下半身をつなぐ、とても大切な小物。悪目立ちさせては、トップスとボトムスを分断してしまうし、地味すぎても意味がない。色は溶け込んでいて、素材にニュアンスがあるものを選びたい。
 ・「私のブラウン」を持っている。ブラウンほど、色味の幅が広い色はない。赤みがかっているのか、カーキがが強いのか。ブラウンに含まれる表情を読み取って、「私の」瞳の色、髪の色、肌の色を最も引き立ててくれる「1色」を選ぶ。
 ・グレーのパンツを長さ違いで2本持っている。どんな色とも相性が良いあらゆるシーンにフィットしてくれるのがグレー。ブラウンでもブラックでも着回しがきかない。足首が見えるか見えないかで、印象は驚くほど変わる。クロップトなら女っぽく、フルレングスはマニッシュに。だから、丈は2種類揃えたい。
 ・1つで威力を発揮する、「男顔」の時計を持っている。ビッグフェイスの時計は、手首にするだけで、そこにきりりとした意志が生まれ、きちんと目立ってくれる。時を確認するだけの時計ではない、はっきりとしたおしゃれの意図が感じられる1つを選びたい。どんな服でも「アイキャッチ」になってくれる存在。
 ・ツインニットのインナーはノースリーブに限定。ツインニットを「ツイン」で着ることって実はそんなに多くない。インナーだけ、ジャケットの中に合わせたり、カーディガンをワンピースに重ねたり。インナーが半袖だと、たちまち「古い人」になってしまう。インナーはノースリーブのほうがスタイリングの幅が広い。
 ・スカートをはくとき、「膝は出さない」。スカートスタイルの正否を決めるのは、脚の太さ細さではなく、膝の印象。こりっと骨っぽい膝なら出しても格好いいけれど、肉が薄く乗り半端に丸くなった膝は隠した方が圧倒的に垢抜ける。この小さなパーツが「見かけ年齢」を左右する。
  ・シャツのボタンは2つはずすか、全て留める。まじめに着ないのが垢抜けのコツ。ボタンはいくつはずすのか、袖はまくるのか?シャツは工夫して着ないと格好よくならない「超ベーシックアイテム」。見せたいチャームポイントや、なりたいイメージを想像して、自分なりの着方を探す。
 ・首はもちろん、足首、手首をアピールする。タートルニットに、フルレングスのパンツ。コートを羽織って、手首も隠して。こんな着こなしでは、艶っぽさはなかなか表現しづらい。女性特有の骨っぽい部分を強調すれば、知性と色っぽさが香り立つ。
 ・手元は、華奢なものを「過剰に」重ねる。服は替わっても、いつでも「私らしく」いるために、カシミアのニットにも、ジャージのワンピースにも、どんなときも、ブレスレットはいつものセット。その素材の重ね方や、色あわせ、そこに「私らしさ」を凝縮させる。

・自分自身が「周囲から評価されるに足る、きちんとした女性になれる」服。人に見られる立場においてパーフェクトな効果を発揮し、そのパワーをうまく利用、人の心をつかんだ女性。たとえば、ジャクリーン・ケネディ。あらゆる人の注目を浴びる存在になることを意識に入れた瞬間からツィードのセットアップなどをワードローブに入れ、さまざまな人々が好感を持つ装いを選択。その力を正しく理解し、利用し尽くした。もう一人はグレース・ケリー。クールビューティと言われていたが、モナコ公妃になってからは高貴な印象はあってもクールな感じは受けない。人柄の温かさ、優しさが感じられる。グレースのワードローブはワンピースでもスーツでもシンプルなデザインがメイン。素材に上質なものを選ぶことで、きちんと感だけでなく、温かみと幸福感が感じられる装い。素材のもたらす印象をうまく利用し、ノーブルでいて優しい女性になっていた。二人は優雅な佇まいで人々を魅了。そのエレガントで洗練されたスタイルは時の人々だけでなく、現代の私達にとっても憧れであり続けている。エレガントな服と凛とした生き方が出会ったときこそ、最高に魅力的な印象を生み出す。

・鉄の女、マーガレット・サッチャーは、野暮ったかったファッションをラグジュアリーなコンサバスーツと理想的なマダムヘアに変えた。見るからに品格と優雅さにあふれるマダムへ変身し、誰をも屈服させ、指示を得た。鉄の女なのに美しかった。このコンサバスーツと完璧なマダムヘアは、男に聞く耳を持たせ、世間に一目も二目も置かせ、人々を素直にさせた。これこそ、男にはとうてい真似できない女の強さ。誰にも文句を言わせず、従わせるお洒落は鉄壁。女は十分に強い。そして絶対、美しくなくてはいけない。

・着る服によって見た目の印象だけでなく、表情までがらりと変わる。それがファッションの持つパワー。

・その人の内面を覆い隠すのではなく、その人自身がきちんと透けて見える肌こそが品良い肌。

・これさえ着れば自分らしいと思える服が、自分にとってのベーシック。自分のスタイルがそこにあるって、とっても幸せ。時代を超えても愛される永遠のアイテム。憧れの女優のように、映画の名シーンのように。結局、服そのものより、行き着くところ、その人の生き方。

・男が女を好きになる決め手は、意外性。爪の長い派手な女が異様に料理がうまかったり、お堅いイメージの女がプライベートではセクシーな服で男をそそったり、そんな意外な一面を見せた時に、男はスイッチが入る。だから、夫は、いつも自分にかまわない主婦が、外ではっきりとオンナをアピールする姿を見てしまったら、とりあえず、うろたえながらも昔の恋愛感情を思い出すことになる。それもたぶん、一度目よりも強い感情で。月に一度でもいい。意外な自分、夫の知らない自分を創りあげて、見せる日を作り、驚かせる。それができたら、必ず夫は妻を惚れ直す。

・日本人の女性は若く見える。髪や肌が瑞々しく、表情は、はにかむ感じで年齢に関係なく、初々しい。だから、パールが似合う。真珠は、月の光にも似て、どこか密やかな輝きを放つ。それは、恥じらいということを知っているわが民族の美質と寄り添うもの。欧米にはない「秘められたるものの美しさ」。「年老いても咲きたての薔薇。柔らかく、外に向かって開かれるのこそ難しい。」真珠の光に照らされたとき、私達日本人女性は、誰でも咲立ての花になれる。そして、朝露のような初々しさを発露させることができる。

・「一生もの」は今の身の丈に合わせてはダメ。自分はどうなりたいのか?どういう人生を生きたいのか?そのスケールに合わせて選ぶ。だから、本来、背伸びしてでも手に入れるべきもの。そうやって手にしたものは、ずっとキラめいて、一生「美人のお守り」となってくれる。

・あこがれの人は誰?オードリー・ヘップバーン、ジャクリーン・ケネディ、グレース・ケリー、カトリ−ヌ・ドヌーブなど自分にスタイルを持っていて、私達の心をとらえる人を具体的にイメージするのはすごく重要。漠然とお洒落になりたいと思うより、「あの人のこういう感じが良いな」と意識することがいい。
グレイスケリー&オードリーヘップバーンのスタイル

・永遠のファッションアイコン
 オードリー・ヘップバーン
 スリムなボディをサブリナパンツに包み、セクシーとは対局の「妖精のような」を生み出したのがジバンシー。「麗しのサブリナ」「ティファニーで朝食を」などの衣装を手がけ、オードリーをメゾンのミューズにした。
 「シャレード」の復刻サングラス"Hep"\34,650/オリバー・ゴールドスミス(ブリング青山)
 「パリの恋人」のサブリナパンツ
 「ティファニーで朝食を」のリトルブラックドレスと長いリボンが印象的なドラマティックな帽子
 ジャクリーン・ケネディ・オナシス
 「ジャッキー」の相性で親しまれ、シックな東海岸スタイルを象徴するジャクリーン。ソルボンヌに留学した才女は当時は珍しかった女性記者として新聞社でキャリアをスタート。そしてJ.F.ケネディに出会い結婚。エレガントなドレスを女優のように着こなす美しいファーストレディに世界が熱狂した。その後、海運王オナシスとの再婚でジャクリーンのお洒落と人生はさらに開花する。
 グッチのバッグ「ジャッキー」
 カプリパンツ、カプリサンダル、ミニマムドレス
 グレース・ケリー
 端正な美しさでハリウッドのクールビューティと謳われたグレース。ヒッチコックのお気に入りの女優はカンヌ映画祭でモナコ大公レーニエ3世に出会いプリンセスに。エレガントなファッションは女優時代から一貫したスタイル。
 パールのショートネックレス
 エルメスのケリーバッグ
 クラッシックスーツ
 カトリーヌ・ドヌーブ
 60年代のデビューから半世紀以上フランスを代表する大女優ドヌーブ。比類ない美貌と体当たりの演技であらゆるヒロインを演じている。特に20〜30代のお洒落は輝くばかりの美しさでフレンチシックの理想型。
 「シェルブーブの雨傘」「昼顔」
 ブリジット・バルドー
 「ベベ」と呼ばれたブリジットバルドー。赤ちゃんというその愛称通り、天性の自由奔放さ、コケティッシュさで世界を虜にした。自然体で飾らないお洒落はフレンチカジュアルの基本。
 「素直な悪女}
 ギンガムチェック、ホットパンツ、バレエシューズ、カチューシャ、小花柄のワンピース

・10枚の安っぽいブラウスより、2枚の上等なブラウス。量より質。これがエレガントなスタイルを求める女性。

・衣服は、年齢とともにますます重要な要素となる。自分によく合っていると確信の持てる洋服は、着ていて自信がつく。人は、相手を第1印象で判断するもの。衣服は楽しみと自信の源であるべきで、自分を魅力的に女らしく表現するため、人から関心をもたれるための手段に使うべき。

・服にとりつかれる必要はないけれど、おろそかに扱うべきでもない。

・ファッションは、はやりすたりがあるけれど、スタイルは個人的なもので、ファッションよりずっと重要。スタイルとは、自分の趣味や人格にあった服、つまり、自分自身を表現するための着こなしで、裕福な人が必ずしもスタイルのセンスがいいとはかぎらない。もちろんお金があれば選択の幅が広がるし、そこそこスマートにはなれる。しかし、スタイルのセンスはお金では買えない。ディスプレイされたものをそっくり購入したとしても、それは流行の服を手には入れたがスタイルを手に入れたわけではない。

・他人にどう思われるかを心配することなく、自分のために自身を持って着こなす。女性はこうやってスタイルを見つけていき、自分なりの選択眼を養っていく。自分なリのスタイルを確立していれば、流行を追いかけることもなくなる。

・流行を追いかけるのは、素敵なことでもエレガントでもない。自分をじっくり観察して体型や性格に合うものを見極め、それを守り通すこと。基本的なスタイルは変えない方がいい。クラシックな衣服のいいところは、決して流行遅れにならないこと。

・衣服は、周囲の人々に自分を理解させる言葉のようなもの。服装は何らかのメッセージを人に発している。身ぎれいな装いをすることは、社会に対する敬意と個人のプライドの表現であり、自分がどういう人間であるか、社会のどこに属しているのかを人に分かってもらう手段。

・新しい洋服を揃えるということは、”新しい自分”を求めているということ。自分の全身を客観的にチェックするには、自分の裸体を鏡に映すところから始まる。長所や短所をしっかり分析し、鏡の中の自分を冷静に見つめる。

・他人は、ありとあらゆる方向から全身を見ている。自分の全身のイメージと特徴を覚えたら、それを念頭に置きつつ、お気に入りの服に着替え、本当に必要なアイテムをリストアップして、それだけを買うように心がける。服を着るのはクローゼットではなく自分。

・まずはテーマを決める。そして”自分をこう演出したい”という確たるビジョンを持つ。それさえあれば、やがて自信を持って服を選べるようになる。時間をかけて自分を知る努力が必要。

・ある程度の自信がつけば、多少の冒険は出来るようになる。どんな小さな冒険も、もっと自由にお洒落を楽しむためのステップ。

・雑誌に目を通すことは勉強。雑誌はファッションのお手本ではなく、着たい服を探すための情報源。あくまでも参考にとどめ、あとは自分の好みや予算に合わせて服を選ぶ。

・ワードローブは、長い時間をかけて充実させていく。ワードローブの構築は知的な楽しみ。服や小物を愛する気持ち、楽しむ気持ちが何より大切。

・ファッションセンスは、ワードローブと同様に一生かけて磨き上げるもの。雑誌に目を通す、ショップを見て回る、憧れの人のファッションを研究するなど、少しずつ洗練させていくもの。

・たとえ、買えても買わない、「足を知る」という生活姿勢。沢山の良いものに触れる機会を持ちながら、使う頻度と耐久性を考え、お金を上手に使う。お金を無駄に使わない代わりに、ブランドに左右されない、独自の見識眼を育てる。感覚をフル回転させると、どんどん目も肥えていく。最新モデルでなくても素敵なものを探して、本当のお洒落を賢く見つける。

・常に背筋をピンと伸ばし、余裕を持ちながら生きている。自信のある女性は、誰の目にも美しく映る。そして、年齢を重ね、自分らしさを確立した女性ほど、自信を授けてくれる着こなしを知っている。ときに、勇敢に仕事に立ち向かい、華やかな主役になる時間を持ち、くつろぐときは上手に自分を解放する。それぞれのシーンで堂々とふるまえる服を持つことで、大人の日々はもっと輝きを増す。

・格式ある名旅館でも気後れせず、堂々と余裕でふるまえ、週末のリラックスしたムードも大切にしながら、自信が持てる服。好感度の高い、身も心も贅沢に包み込む上質なカジュアル服には、休日も自分らしくいたいから、選ぶのはシックなのにどこかかわいいシンプルな服。大人のリッチな週末服。簡単そうで難しい。

・貴金属には、プラチナなどのシルバー系とゴールド系があるが、それらをごちゃまぜにつけないことが鉄則。

・小物は、お洒落の名脇役。その中で、バッグの持ち方やアクセサリの付け方一つで全体の印象は変わる。サマになるか、冴えなくなるか。ちょっとした違いでカッコよく見える。まず、トートバッグやハンドバッグは、腕に掛けるといかにもオバサン。若々しく軽やかに見せるにはトートバッグなら、肩に掛けるか、小粋に背中に回すように持つ。ハンドバッグなら、軽く指先で握って手で持つ。

・襟元の詰まった洋服には、中途半端なネックレスはうるさく感じるので付けない方がかえってすっきりして美しい。

・ファッションは、常に変化するもの。日々、変化する時代の風をとらえることが大切。

・服を選ぶ基準は、身体をキレイに見せる計算がされたデザインであること。そして、身体を鍛えていないと着られない服であること。ドレスの着こなしとしては、上品でエレガントなら、かなりの肌の露出が大胆であってもいい。品というのは、人間性、人間そのものの質の問題。何を着ても上品な人は上品だし、下品な人は下品。人間としての誇り、という美意識を持たない人に品性はない。

・大人の女は、今までお洒落を積んできたことを物語る洗練と、女として生きてきた財産みたいな女っぷりを備えているべき。いろんな服を着て、無駄もしたし、失敗もした。だから今、力いっぱいじゃない、ちゃんと抜くところは抜いたファッションができるはず。そして、今まで恋もそれなりにしてきて、幸せも挫折も知っているから、自然ににじみ出てしまう憂いや色気、そういうものが日々のファッションに、そこはかとなく匂い立つお洒落をすべき。それはカッコイイとか可愛いでは表現できない、いろんな素敵が凝縮されているのに、洗練というフィルターがかかり、無駄を省いて抜けもつくるから、結果として不思議なくらいシンプルにまとまっている。これこそが、今欲しい、大人が全身にほのかに漂わせたい香りのようなもの。女として愛されるバランス感覚。何をしても何を着てもイタくならない。可愛さには快活さが不可欠だし、女らしさにはほどよい抜けが不可欠。抜けにも気品がなければいけない。そういう一見複雑だけれど不変的なバランスこそ、愛される女の才能から自然に生まれてくるもの。装いにも仕草にも、言葉にさえ、ほのかな女っぷりを放つ大人になりたい。

・白を美しく着こなすためには、自分のコンディションを整えなくてはいけない。ほかの色と違って白はごまかしがきかない。素の自分を磨き上げること。白という色にすんなりなじむピュアな美しさとは実はくせ者である。白という色に負けない強い美しさを。

・鏡ってなければ見ないけど、あれば見るもの。キッチンで料理作りながら、洗い物しながら、でもたまに自分を確認する。緊張感なく生活していると崩れ落ちるのも早いから、鏡は、生活の中で自分によい緊張感を与えてくれるもの。

・美人の髪型で居続けるためには、髪への意識をどこかで切り替えなければならない。それはおそらく40代。歳を重ねるごとに、トップにボリュームが欲しくなるのは、ずばり、上向きのベクトルをつくるため。サイドにボリュームが欲しくなるのも、下向きのベクトルをつくらないため。そして顔の印象が寂しく成らないため。年齢を重ねるほどに頭部が小さすぎると貧弱に見えて美しくない。だから、マダムのヘアはどんどん大きくなっていく。

・ある程度お金をかけて、良い服を着ないとセンスは養えない。高価な服が最初は似合わないと思っても、その服に合わせ自分が変わっていき、だんだんなじんでくる。センスが磨かれていくと、安いTシャツを来ていても良いものを着ているように見える。服の着こなしを服から教わる。

・荷物は出来るだけ一つにまとめる。

・お洒落に気を配っている限り、女性は歳をとらないものなのです。/ディオール

・大人の女性が格調や品性をキープしつつ、若々しくトレンドを使いこなすのがまさにモードのリーダー。

・女が少しも身繕いせず、外出するなんて理解できない。ただ、礼儀だけの問題じゃない。何もしないで人の前に姿を見せるなんてなんという思い上がり。それに、その日どんな運命に遭遇するかわからないのに、運命のためにもできるだけ美しくしておいたほうがいい。/シャネル
・いい服は体の動きにそってこその服なのよ。/シャネル

・美しいフォルムをまとう。フォルムの美しさ、それは丸みのある女性のボディラインにそって服がどれだけ立体的であるかということ。時にはボディにフィットさせ、時には服にゆとりをまたせる。素材をいかし、高度なテクニックで作られた服には限りない優美さが表れている。

・私の作品は、女性の身体美に捧げるはかない建築。/ディオール

・体型カバー
 ・背の低さを感じさせないコツは、全身のバランスをよく見せること。上半身にボリュームを集め、下半身はミニ&ハイヒールですっきりタイトにまとめる。ポイントを上に持ってくること。
 ・顔が大きい人は、首の詰まったクルーネックやタートルネックはNG.デコルテを絶対に開けて、首を長くみせ、顔回りをすっきりさせる。
 ・脚が短いのでパンツが苦手な人は、スカート派が正解。もし、パンツを選ぶならハイウエストで股下のサイズをあいまいにする。
 ・バストが大きくて何を着ても野暮ったい人は、タイトな服で締め付けるのではなく、バストが気にならないサイズのジャケットやストールなどの小物でソフトにカバー。
 ・全体的にグラマーなポッちゃりタイプは、メリハリを出し過ぎないコーディネイトがお勧め。モノトーンなどダークカラーで引き締め効果を。
 ・やせすぎでギスギスして見える人は、身体のフォルムを強調しないアイテムで。
 ・胸が小さく細く華奢なタイプは、隠す部分と見せる部分をはっきり分けることが重要。細すぎる太ももやデコルテは貧相に見えるのでカバーを。

・「夏に輝く」ためのお洒落の極意
 ・まず、恐れずに肌を出す。腕や脚を魅せる潔さこそ、切れ味よく小気味いい夏スタイル。この思い切りの良さが、夏輝く。暑苦しいのは無粋。軽やかに、見た目の涼しさを演出する。
 ・デコルテは、大人になるほど華奢さが増す魅力の武器。胸元を開ければ、顔まわりもすっきり。
 ・きちんと感のある、ほどよい丈のショートパンツは、夏の定番ボトム。ミニスカートは躊躇しても、ショートパンツなら臆せず、バランスよく着こなせる。センタープレスや凝った素材など、大人仕様のデザインで品格を保つのが要。
 ・腕は、出すだけでは未完成。そこは大人の迫力をプラスするための場所。ちょっと過多になるほど、ブレスレットで飾り立てる。
 ・夏、肌を露出するのは大前提。でも、夏でも羽織物は欠かせないから、サマーレザー、繊細なレースなどクラス感を演出。いちばん外側を覆うものだから上級素材で、ここは大人の迫力と上質感で、ただ者じゃないと漂わせる。そんな夏コートをさらりとはおれば、洗練美人に。
 ・クールで小粋な小道具として、もっとサングラスを楽しむ。かけるだけで、たちまちミラノマダム風になれる。全身バランスにもメリハリがつく。

・いつもより自分らしい、ぴったりとあったお洒落を探し求める。その結果、背伸びをしたり無理をすることもある。人と比べて自分に落ち込んだりもする。でも、そんな時こそ、これではだめだと思うことで上るべき階段が見えてくる。

・自分らしいお洒落に到達するには、すべてレッスンと失敗の繰り返し。でもその時間がどんなに長くても、いつか必ず自分のスタイルを見つけることができる。大切なのはまず、見ること。素敵だなと思う人、心惹かれるもの、なぜそう思うのか観察する。そのうち見る目ができ、センスが磨かれていく。そして、考える。お金もないし、スタイルもパーフェクトではない。それでも、ある規制のなかで工夫するから面白い。考えながらつくりあげたお洒落はインスタントな人まねではない。じっくり煮込んだオリジナルな味わいになっている。自分を最高に生かす。それを知るのが本当のお洒落。自分を好きになって、ありのままの自分を良しとし、魅力を最大限に生かす。

・色というのは、それ一つで成り立つものではない。色は何か素材の上にのった時、初めてその「性格」が現れる。たとえば、同じ黒でも上等のウールの黒はエレガントだが、ペラペラの化繊にのった黒はこの上なく安っぽく下品。カシミアのセーターの黒は暖かさがあり、オニキスの艶やかな黒はクールで瑞々しい。グログランの黒は可愛くてコケティッシュだし、ベルベットの黒ならドラマティックで神秘的。素材によって色は様々な「性格」を持つ。だから、服を選ぶとき、その素材にのっている色がどんなイメージのものか見極めることが必要。

・若くないからこそ、女はかっこよくなれる。女性としての迫力と人を包み込むおおらかさが共存し、その人の人生がにじみ出ているような深い奥行きを持つ。年をとってからでなければ身につけることのできないものがたくさんある。とろりとした光を放つ大粒の真珠、滑らかな絹、フリルやレースといった凝った飾り、赤やピンクなどの甘い色、ファーにサテン、一流ブランド。これらはどんなに裕福な家の娘でも、ある一定の年齢がくるまで許されない。もし、身につけていたら教養のない人と言われてしまう。大人の女はその責任を負う代わりに、美しいものや上等なものを身につけることができる。それらのもの達は、水気がなくなり、枯れ始めた肌や体にこそ、しっくり馴染んで美しく引き立てる。パンと張った瑞々しい若さには、質素な服こそが最も魅力的に見せる。

・シンプルなのに存在感のある、ただ者ではない、そう感じさせるのは「リッチ感」と「コク」。コンサバなのに錆びて見えないのは配色や小物合わせ。無難な着こなしで周囲に溶け込むよりも、誰よりも素敵に輝きたい。今、なにが旬なのか見極める感性、そして旬の気分を添えることで今、この瞬間を生きる大人の女の艶を感じさせる。

・格好いいマダムであるためには、美意識を捨てずあきらめない。30代を過ぎてから女は本格的なお洒落の時代を迎える。

・いくつになっても、いつまでも変化していく。脱皮して前に進んでいく。若い頃の背伸びが背中をポンと押してくれるようにお洒落のステップを一つ上がる。40代なら40代の「背伸び」をして、もっと変わって素敵になる。生きている限り、何かに憧れ、触発されていたい。自分のスタイルを作るのに年齢制限などはない。ここで生きてやっているそのことが、真っ直ぐ一直線にのびた階段となって、その先に続いている。あきらめず、まず今の自分を好きになること、そこからお洒落は始まる。

・どこか肌を見せることで、女らしい気持ちが高まる。ドキッとする大人の色気は、背中の肌見せ。

・隠そうとしているところがある限り、女性はきれいになれない。

・人の目に映る自分に、自信が無いということは、明日、自信がつく可能性を秘めているということ。鈍感な人は傷つくことも少ない代わりに、可能性もない。もっとお洒落になりたいという強い一念で、人を冷静に観察し、なぜ、そうなのかと必死に分析。鋭い観察眼を持つことのでいる人こそ、いつか必ず自分のお洒落にたどり着く。

・やる気があれば、一日にして人は変身できる。

・身なりを整えることで、自分にプライドが持てる。

・服装に気を配ることで、内面も磨かれる。

・分不相応が一番かっこう悪い。

・お洒落で最も大切なことは清潔感。

・全身に使う色は3色まで。1色だと単調だし、2色だと地味、ベースの色とその色と相性の良い色。そして「はずし」の色をちょっとだけ。このはずしが結構、印象に残る。これはコーディネートを組みやすくする魔法。

・定番=メンズライクなアイテムが多い。男っぽい人だと必要以上にその部分を強調し、また、華奢な人は貧相に見えてしまう。自分の輝きの具合を考え、定番もベースにひとひねり加えて、こなれ感をだすといい。

・着こなしの目指すところはどこなのか。華やかな女らしさ?、ミニマムな格好良さ?時代の流れに左右されることはない自分らしいバランス感、自分が最も美しく見えるファッション、全体の印象にちょっとだけ抜け感とスパイスを効かせて、より引き立つよう考える。

・ジュエリーを買うときには、たとえそれがピアスであっても必ず鏡で全身をチェックする。

・色がちぐはぐなのが、最も醜い。特にバッグ。いつもどこでも疑問を持たず、有名ブランドだからと同じバッグを持つのは、お洒落ではない。

・女として生まれたからには、女にだけ許されたファッションをする。ジュエリーを身につける幸せ、バッグを洋服に合わせて持ち替える興奮、ハイヒールで街を闊歩する悦楽。毎日の着こなしの中で、靴は女らしさを表現する格好のアイテム。繊細で美しい靴を履いたとき、たとえアスファルトの上でも、目に見えないレッドカーペットが敷かれている。