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・華の正体。その人が入ってくると部屋が明るくなり、空気が華やぐ。生命感が作り出す明度。世の中から求められ、人に愛され、自分に自信がもてる時こそ、華は満開になる。華は結局、その人の胸の中にあるもの。

・気品のルーツは、知性である。気品は基本的には装えないが、生まれつきのものでない。育っていく過程で備わっていくもの。環境が大きく影響するのは間違いないが、気品を育てるのは知性。知性とは判断力と理解力。人は人としてどうあるべきか、どうしたら人にとって心地よい存在でいられるかを考える。

・洗練があれば、女はほかに何もいらない。それはイヴニングドレスの時に、ジュエリーをはずせること。ここぞとばかり豪華なジュエリーをつけたくなる場面にこそ、あえて外す、なのによけいゴージャスに見える。これこそが洗練。地味な服を派手に見せ、派手な服をシックに見せる。洗練はいつのまにか顔、身体に宿り、気配美として目に見える。洗練された人とは痩せて見え、美人に見え、頭が良く見える。これらが備われば、その人は間違いなく輝き、完璧な女性となる。


・知的ほど豪華なものはない。ドレスアップはルールさえ守っていれば失敗はないが、カジュアルはもともと人目を引くためのファッションではないから気を抜くと、たちまち貧しくなる。だから、カジュアルでハッと人目を引くためには、それなりに頭を使った高度なコーディネイトが必要。だからカジュアルがゴージャスに見えるのは、中身がそっくり高級な証。知的が目に見えること、大人の女の知性こそ高級なものはない。

・色気とは、相手を強引に引き込む力。スキやハズシに色気は宿り、でも隠しても隠してもあふれ出てしまう気配美。それが色気の正体。肌の露出は、あまり思慮深く無い最後の手段。露出は、その人自身の魅力にはつながってこない。色気とは、香りのようなもの。空気感として、そこはかとなく伝わってくるもの。そしてその人をもっと知りたいと思わせる、興味をかきたてるもの。

・魔性とは、人を絶対あきさせない魔法。魔性の女とは、少女のように純真なのに、妖婦のように人を誘惑する。そして強気なのに、はかなげ。極端な二面性を持っているから、彼女がわからない、わからないと人を惹きつける。相手の意のままには決してならない。それでも最後まで男を怒らせないだけの可愛さを持っている。清楚で従順、知的な会話で話を弾まさせることができる。色っぽいのに野性的で男気を持つ。男に媚びず、計算高くない。少し、抜けたところもあって、意外性を持つ。世間に染まっていない透明感がある。男性の支配欲、征服欲をかき立てるが、男に支配されているように見えても、実はマイペース。


・ファッションや髪型、持ち物には、センスがちゃんと感じられないと、美人が美人に見えない、それはセンスこそ”知性”のひとつだから。たとえ、派手でもケバくない。たとえ、地味でも野暮ったくない。そういうバランス感覚は、頭の良さがもたらすもの。もちろん、スポーツでも、音楽でも、何らかの才能のきらめきがあれば、美貌は何倍にも増幅して見えるし、自分の意見をはっきり言える意志の強さと勇気、そして存在感があるだけで女は知的に見える、言わば、魂がきらっとする何かがあればいい。内面の美しさが伴わないと人は美しく見えない。

・ドレスアップしても、背伸びはせずにいつも心地よく自分らしく。無理してヒールを履いても心から笑えない。自分が気持ち良くいられることこそ、マイスタイル。自分が自分らしく心地よくいられると、内面が充実して自然と外観にも潤いが生まれ、本当の笑顔でいられる。

・イタリアやフランスの子ども達は、化粧するより早く、香りに目覚める。香水をつけるということは、大人の女への道に一歩踏み出すということ。自分のスタイルを確立するのに、香りは欠かせない必需品となっていく。まず、自分のイメージを見つけ、それに香りを加えることで、より素敵に自分を高めていくことが出来る。数ある香水の中から、自分に相応しい1本を選び取ることは、どんな豪華なドレスや宝石を身につけるよりも、お洒落で知性ある人に見える。

・自分を彩るものすべてを厳選し、リスペクトすることが豊かな人生の始まり。感性で対話し、そのものらしさを大切に尊重する。

・大柄な人のお洒落のキーワードは「大人っぽさ」。体が大きいということは、すごい辛口の要素。全身の印象を甘くさせないことが鉄則。服の色や形はシンプルでシックなもの。そして、アクセサリーや時計で甘さを少し加える。その時、できれば長く使えるクオリティの高いものを。クオリティの良さは大人っぽさにつながっていく。大柄の人は定番的でオーソドックスなスタイルをベースにして、あくまでもさらっと着るのが大きいということの良さを活かす。

・「似合う」というのは、着やせして見えることではない。「ああ、似合っていて素敵」と人が感じること。それは着ているものの色や形、そして何より服の持つイメージがその人自身のイメージときれいに重なっていること。甘い、ふっくら、柔らかい、優しい、軽い、重い、堅い、シャープ、繊細、派手、地味、スポーティ、エレガントなど。まず、自分のイメージと服のイメージを分析し、それを足したり、引いたりすることで、本当に似合うものを見つけることができる。その時、「センスのいい人」になれる。

・シンプルなのに地味にならない。それは素材がいいということ。ごてごて飾り立てる必要なく、存在感がでる。頑張りすぎず、清潔でシンプルなドレスアップを着慣れたスタイルに。似合うと自信になるし、少し色を身につけると、気持ちにゆとりができて、盛装にふさわしい美しい笑顔につながっていく。

・「センス」とはつかみどころがない、あいまいなものではない。「センスがいい」ということは、すべてのバランスがうまく取れているということ。それが他の人々の中で際だち、何となくお洒落っぽく見えるということ。色や形のバランスの良さ、質感や量感のバランスの絶妙さ、そして、自分の外見と着ているもののバランス、外見と内面とのバランス。これが「似合う」という印象につながる。もっと上級になると、わざとバランスを崩し、本来ならルール違反となる組み合わせを持ってきて、よりお洒落っぽさを狙うこともある。「センス」が良くなるということは、バランス感覚を磨くということ。

・全身の服で流行を追わない。小物を加えることで流行を取り入れる。流行は素直な気持ちで、やや距離を置いて眺め、好きなものなら少し選び、自分が心からそれを良いと思わないのなら取り入れない。流行の服を着ていようといまいが「あの人はいつもあの人らしいスタイルがあって素敵」と言われるのが一番格好いい。他人のことは気にせず、自分のスタイルを楽しむことがファッション。

・お洒落の達人になる最大の秘訣は、「自信」。自分の装いに自信を持って、人前に出て行けるかどうか、その自信を会う人すべてに印象づけられるかどうかにかかっている。

・上質な服、いいものは永久に生き続ける。

・どんな服であれ、自分なりの工夫を凝らし、他の人とはあえて違う着方をする。着こなしの工夫が、必ずしも成功とは言えなくても、そこがお洒落の面白さで、冒険の数だけ発見がある。たまに、失敗したところで、それは今後の教訓になるし、ひいてはお洒落の腕を上げてくれる。

・50代は、70年代に青春を過ごし、当時は続々と創刊されたファッション誌で、それは真面目にお洒落を学んできた。大人になると、バブルを謳歌し、大量の服やバッグを買い、全身コンサバファッションできめていた。その後、仕事や子育てに忙殺されて、お洒落から少し遠ざかった時期を経て、やっと自分に時間が使えるようになった。でも、今、気がつけば時代はカジュアル化。顔や身体には経年変化が表れて、あれほど似合っていた服は、今の顔にも時代にもしっくりこず、何を着たらいいかわからない”浦島太郎”状態に。だからといって、お洒落をあきらめて、おばあちゃん街道をひた走るのにはまだ、体力も気力もある。ここからの半生を素敵に生きるために、刷り込まれてしまった昭和のお洒落ルールを一度リセットして、今の自分が気持ちよくいられる、新しい大人のお洒落を見つけたい。

・クローゼットにはあふれるほどの服があるのに、今日着たい服が見つからず、どれもきれいに着こなせない。着るのが億劫に感じる服も増えてくる。とりあえず、イマイチの服で外出して後悔し、新調しようとお店に駆け込んで、いろいろ試してみるも見事に惨敗。あげくの果てにいい加減な買い物をしてしまう。この誰にでもある失敗の元凶は、クローゼットの中にある大量の服。まずは、クローゼットの中を整理し、ものへの執着をなくすことから始める。

・服をたくさん持っているからって、お洒落ではないし、大人のお洒落は引き算が断然カッコいい。そう、頭ではわかっていても、かつてバブルの時代を生きてきた50代は、これがあれば幸せになれるかも、とモノの力につい頼り、結果、たくさんのモノを所有し、ため込んでしまう。でも、何年も前に買った服が今の自分の顔や体にしっくりこないのに、”高かったし、もったいないから”としまい込んでいるのなら処分するべき。人生の折り返し地点を過ぎて、あと30年しかお洒落も出来ないと思えば、もうダサい服を着ている暇はない。週に何度も着たいと思うような服だけが並ぶクローゼットから、今の自分に似合う服を選んで、毎日お洒落して気分良く過ごしたい。

・手をかけて大切につくられたものは、価格にもそれが反映されるが、時を経て、ますます手放せなくなるモノが多い。大人になればなるほど、そしていいものを身につければつけるほど、着ている服に負けないような中身でありたいと思う。

・ラグジュアリーなものを身につけたときの高揚感は、女性の美を磨くための重要な要素。”ときめき”を求め、お洒落度アップの必勝アイテムをマークする。

・グレース公妃のスタイルは、シンプルなワンピースにさらりとカーディガンを羽織ったり、ブローチをつけたり、現代のプリンセスの感覚に通じるところがある。民間出身で、自分の才能やインテリジェンスの高さでキャリアを積んでプリンセスになったという点で、生まれたときから親しんできた自分流の自由なカジュアルが身についていて、プライベートではその持ち前のセンスが発揮されている。

・決して廃れることのないアイテムがある。それはジーンズ、白いシャツ、そしてシャネルのジャケット/カール・ラガー・フェルド
・第二の肌のようなもの。自由に動けてこそ、洋服はエレガントなのです。/ガブリエル・ココ

・ファッション雑誌をチェックして気になるスタイルをスクラップブックにまとめておく。

・カジュアルこそパールを合わせる。

・デニムを制するものはカジュアルを制す。

・おとなのお洒落に必要なのは「品」と「格」。

・大人のお洒落は「自分らしさ」だけでなく、周囲に対する「社会性」も必要。年齢、性別に関係なく、誰から見ても感じいい、それでいて自分も心地よいスタイルが大人のお洒落。

・お洒落に必要なのはお金じゃなくて頭を使うこと。自分に似合うものを選択する目を持ち、それにあった予算組みをする。

・女性の格は、小物で決まる。小物次第でお洒落は洗練される。

・洗練されたコーディネイトをしている人というのは、「コーディネイトのための時間」というのを取っている人。お洒落な人とそうでない人の違いはここ。コーディネイトする時間をたっぷりかければ、ぐっとお洒落力は上がる。そして、手持ちの服の活用法や本当に必要なものがわかってくる。

・試着はお洒落の基本。試着をすればするほど、お洒落経験値は上がる。コーディネイトしたいアイテムがあれば、それを着ていく。お気に入りの服が見つかったら、サイズ違い、色違いも試着してみる。サイズ、バランス、横や後ろ姿もチェックし、歩いたり座ったりして着心地も確かめる。試着室の外に出て、大きな鏡や外の光でも見る。自分のワードローブと愛性がよいか、新たに買いたす必要があるかを考えて、良ければ購入。

・シルエット
・大人っぽくクールかつエレガントにしたければ、トップスとボトムスのボリュームがほぼ同じになる「Iライン」。華奢で細身な人にお勧め。
・カジュアルで軽快な雰囲気を作りたければ、上半身にボリュームを持たせてボトムスをタイトにまとめる「Yライン」。スタイルをよく見せられる。
・フェミニンに女らしくしたければ、トップはタイトにボトムスにボリュームを出す「Aライン」。

・白シャツは定番アイテム。シンプルでごまかしがきかないだけに、まじめで終わらせない。そのためには、胸ボタンを2つまで開ける。袖はめくって着る。決してフォーマルに着ない。上質な素材を選ぶ。アクセサリなどの小物でリッチにクラスアップさせる。できれば小麦色の肌でお洒落の貫禄を感じさせる。イタリアンマダムのように。

・フリルやリボンなどフェミニンアイテムは今を感じさせる「モード感」と「クラス感」がマスト。コーディネイトするときは、流行:ベーシック=甘さ:クール=2:8ぐらいで上質アイテム選びを心がける。

・どんな時でも、安く買って一度も着ない服が一番高い服。

・お洒落の達人になる最大の秘訣は自信。自分の装いに自信を持って、人前に出て行けるかどうか、その自信を、会う人全てに印象づけられるかどうかにかかっている。

・玄関を出る前に自分のため、そして周りの人のために、自分の後ろ姿を鏡でチェックする。

・自分のスタイルを確立するには、自分を客観視し、”自分をこう演出したい”というテーマを決める。

・素敵におしゃれをしている人は、場を華やかにして、たとえ初対面であっても印象に残る存在感を放つ。「その場にいて欲しい人」と多くの人に思わせる自己を演出できたら成功。お洒落って、周りの人を魅了するための魔法。

・見た目一つで世界は広がる。ファッションは楽しむものであると同時に、自分を演出するツールであり、他人に自分をアピールするプレゼンテーション。

・まず自分の軸を作る。オールシーズン活用できる「自分ベーシック」を作り、それを崩さず、いかに流行を取り入れるか。

・コーディネイトが完成したら、装いをさらにパワーアップさせるのが、靴やバッグ、アクセサリなどの「小物」。力のある小物がパーフェクトなスタイルを完成させる。小物次第でお洒落は洗練される。

・靴やバッグはその女性の「格」を決めるもの。小物の選び方の善し悪しで、その人のセンスが分かるし、靴やバッグが上質だとそれだけでクラス感が出る。同じ服は毎日着られないけれど、バッグやジュエリは同じものでも構わない。大人のお洒落をしたいと思ったら、靴やバッグに投資すべき。

・「カジュアル」はかつての普段着なイメージから、こなれ感という大人の余裕を表現する装いとして確立された。だからこそ、流行や「今」の気分を常に取り入れて磨く必要がある。

・ファーはカジュアルに着ると、大人の余裕がより輝きを増す。

・ミラノマダムのファッション
 ・less is more  作りのしっかりしたものをシンプルに着る。無駄なものを削ぎ落とすことが格好いい。
 ・今の自分を引き立てる装いかどうか、洋服だけが目立ち過ぎていないか。 
 ・シンプルであることが究極なエレガンス。理想はデニムにTシャツでもエレガントに見える女性。
結論!ミラノマダムは自分を美しく魅せる「シンプル哲学」を持っている。自分をよく知ることで、独自の存在感が光る極上の「シンプル」を実現。余裕たっぷりのこなれ感。等身大に見えて簡単には真似できないセンスの良さ。他とは一線を画すミラノマダムのさりげない格好良さ。それはお洒落で最重要視するのが「シンプル」であること。シンプルな装いが、着る人を最も美しく見せると熟知している。もちろん、ただ装飾を省けば良いわけではない。「シンプル」とは洋服だけでなく、着る人自身を引き立てることであり、大切なことは、まず自分自身であること。そして、お洒落を楽しむこと。

・Less is More.(引き算をしていくことでプラスを生み出す)/オードリー・ヘップバーン
映画での衣装は、ほとんどがジバンシー。シックで優雅、現在でも愛されている、色あせることのない輝きがある。洗練されていて、控えめだが、オードリーのスタイルは、いつまでも「今」の人であり続け、時を越えてしまう。あまりにシンプルなドレスも、チャーミングにみせる。飾り立てるものは必要ない。個性を尊重させ人間性がにじみでている。

・大人がファストファッションとつきあうならベーシックアイテム、ベーシックカラーを選ぶ。大量生産のため同じものを着ている人に遭遇する危険性がある。そんな時こそ「着こなす」ことが重要。コーディネイトで自分らしさをプラスし、小物は高級感のあるものを。それだけでクラス感が生まれる。

・気合いを入れてお洒落をするのも、時には必要。気楽にくつろげる服の時もあるけど、自分が女性らしくセクシーで美しく存在することも大切な大人の責任。心地よい緊張感を持ちながら、自分も美しい景色の一部になれるようにお洒落を楽しむ。時にはデート気分を楽しむため、パンツからスカートにしてみたり、ちょっとヒールをはいたり、シチュエーションや相手によって、ファッションを使い分けるのが女性の特権。

・旅先ではより一層、町並みや夕暮れのライティングが素敵だから、お洒落をして出かける。


・着心地が良く、かつセクシー。その人が醸し出す知的な色気というものが、大人の女性として大事なハードル。年を重ねるにつれて中性的になってしまうのは、女性として本当にもったいない。美しく生きるために、常に心にときめきを忘れないことが大切。

・心が震える何かを探すチャレンジを忘れない。心が躍り出し、一歩踏み出すきっかけを見つけられたら最高。

・デニムはあくまでも「女っぽく着る」ことが、お洒落の洗練につながる。

・イタリアの人達は、色で季節を演出するのが本当に上手。夏の間は、開放感あふれたカラフルな色のカジュアルを楽しんでいたミラノのマダム達も、秋風が吹く頃になると、がらりとシックな配色に衣替え。なかでも、黒=エレガントと位置づけているので、気温が下がると黒を着る人の率がぐんと上がる。黒のワントーンはもちろん、リッチなベージュやグレーを合わせて、ちょっぴり辛めに仕上げる。秋の始まりには足元を軽めにして、抜け感を演出するのもポイント。

・女の足首って実はとても重要。ここをさらす、パンプスを履いて見せつけるってことは、女であることを取り戻しているようなもの。

・お洒落も美も暮らしも生き方も自分らしく、あきらめず、前向きにワクワクや感動、素直に気持ちいいこと、充実の時間など自分への投資を増やしていく。

・目指すスタイルは”ちょっと辛口”&”こなれ感”。そして確かなクラス感。

・時にはたっぷり、時にはひとつだけ、こだわりの逸品を身につけたい。

・変わらす好きなもの、新しく手に取るものなど小さな更新が着こなしを大きく左右する。

・大人ベーシックの揃え方。年を重ねることをマイナスととらえず、自分の好きなものを着ることで、その人らしさを表現する。ベーシック=変わらないということではない。取り入れる、入れないは別にして流行を知っているということや、自分の身体が丸くなっていくことを理解した上で、サイズ感やディテール、カッティングなど微差にこだわって、アイテムを買い換えていかなくては、ただの古くさい人になってしまう。この更新をするかしないかこそが、素敵か平凡かの分かれ道に。

・アイテム選びに大切なことは、自分のスタイルをよく見せるバランスかどうかの見極め。いくら好きでも”実力”以下に見えるものは選ばない。頑張りすぎても、緩すぎても素敵に見えない。ちょうどいいバランスを見つけるには、ファッション誌をチェックしたり、まわりのお洒落な人や若い世代と接して情報収集する。

・最上級の美しさとは、ずばり清潔感。すれ違う人をハッとさせ、初対面で目を見張らせる強烈な美しさの正体は、どこまでも清らかで透き通っている汚れのない美しさ。見る人の心まで洗うような美しさ、それが清潔感。

・女心を揺さぶる”ときめきのアイテム”や”とびきりの贅沢(ラグジュアリ)”は、大人の女を艶やかにする。触れるだけで幸せな気持ちになれるファーアウター、袖を通して初めて知るベビーカシミアの極上の柔らかさ、指にはめたダイヤモンドの唯一無二のきらめき。ラグジュアリなお洒落を極めたその先には、いつも女性を艶やかにする美しい魔法が待っている。
・結局いつまでも輝きを失わないためには、年と共にいさぎよくシフトすること。若く見えることにしがみつくより、格好いい50代、みごとな60代を自分で勝ち取っていくのが一番。

・大人の女性には、若い人には絶対真似できない大人ならではの美しさがある。その人がどのように生きてきたか、美しくあるために努力してきたかが、大きな違いを生む。本物の美しさを身につけた人は、周りからも大切に扱われるようになる。自然体なのに、知的でエレガントで格好いい。そして年齢と共にますます魅力的になっていく。身なりや立ち居振る舞いが美しく洗練されている女性。それこそが憧れる女性。

・香水
 ・フレグランスをオーラのようにまとう。ときに気分を弾ませ、女力が弱ったときは輝かせてくれる。そんな自分自身を語る香りを持ちたい。毎日気分が変わるように、香りを気分やシチュエーションによってその時々で変えるのも楽しい。朝はフレッシュな香り。日中は清楚で上品なフローラル調。夜はラグジュアリー感を出すオリエンタルノート。ベッドに入る前に胸元にひとふりすると心地よい眠りにつける。
 ・香りとは相手の記憶に残るもの。自分のイメージに合う香りを持つ。
 ・「香り、それはラグジュアリーそのもの」 シャネル
 ・香りを日常的に取り入れるということは、外に向かうのではなく、自分自身を淡い香りのヴェールでふんわり包み込み、内面を豊かにさせるということ。香りがイメージしている女性像へ、つける人をいつの間にか、引き上げてしまうようなもの。

・白は、知性や品格に欠ける女が着ると、安っぽく薄っぺらく見え、色気のない女が着ると、退屈な色になる。女らしさのない女が着ると、運動着に見え、強さ弱さ危うさのない女が着ると、インパクトも華やかさもシックも持たない味気のない普段着になってしまう。つまり着る側に何かが足りないと、白は成功しない。そしてセンスのない女が着ると俄然野暮になる。洗練がないと、みごとにダサイ服となる。つまり白は、実は一番難易度の高い色。白は誰をも拒まない、誰にでも似合うふりをする。しかし、白はとてつもないパワーを持っていて、そのパワーを完全な形で着こなすのは最も難易度が高い。でも逆に、成功すれば、それこそ最強の女、すべててを持っている女になる。だからこそ女は絶対、白を着るべき。女として成長するために、自分を律し、自分を高め、お洒落を鍛え、洗練を研ぎ澄ませるために。

・パーティバッグの原則は、ゴージャスな光り物で極小サイズ。パーテイバッグに収納力など機能性を求めない。携帯とグロス、名刺入れ、万一に備えてクレジットカード。これだけ入れば充分。華やいだ装いに合わせるバッグは、ジュエリーをつける感覚でコーディネート。輝きを添えた小さなクラッチバッグを、ジュエリー代わりに手にしているスタイルが素敵。

・パーティドレスで黒は、上質感がとても正直に出る色。”ヴァレンティノ”クラスのドレスが購入不能なら買うべきではない。安っぽい化繊なんて論外。出来るだけ上質な素材でデザインはコンサバに。トレンドは、靴やバッグで取り入れる。季節が変わっても、時代が変わっても、ずっと着られるから多少奮発してでもお気に入りを見つけるべき。ベストな素材でアクセサリーのはえるもの。無難に終わらずエッジーをプラス。ボディーを一番素敵にするものを。


・毎シーズン、トレンドを追いかける必要はない。自分らしさ、自分に似合うものがわかれば、もっとお洒落は楽で楽しくなる。

・素敵だなと思うコーディネートは、色使いがすっきりしている。色使いは、着こなしのとても重要な要素。色使いが上手な人は、際だって美しく見える。

・鎖骨を含めたデコルテは、年齢を重ねるほど無駄な贅肉が落ちて、綺麗に華奢に見える。太ももより足首だし、二の腕よりで手首。他より魅力的な部分をアピールして、苦手なところを目立たせない。

・パンツを選ぶ時は、出番の多い靴を履いて買い物に行く。丈詰めで失敗すると、購入後、履く機会を失ってしまうから。

・ブロンズ、ゴールド、シルバーの靴、バッグは、どんなものとも馴染みやすく、軽やかで華やかになる。光り物は素材に季節感がないから、夏も冬もOK。これらの色は万能そのもの。
・「いい!」と思うものは、自分の”好き”の核になり、”その人らしさ”につながっていく。

・女に憧られる女性とは、センスが良く、上質感を持っていること。歳を重ねるほどセンスは、美しさ以上に重要。そして、大人の女性はセンスさえあれば、美しく見える。女には何となく”高そう”とか”安そう”という基準があって、これは洗練度、知性、精神、美貌、全てひっくるめた女の値段。美しくても安っぽい女はいるし、お金持ちでブランドずくめでも安く見える女はいる。お金で買えない高級感が大人の女には必要。そして、何に対しても大らかであり、誰に対してもフェアで態度が一緒。計算高くなく、ズルくもない。裏表なく、嫉妬心を持たない。きちんとしているけれど、神経質ではない。ある種のスケールの大きさを感じさせることが、憧れを生む。これが、どんなに美しくても恵まれていても、同性から反感を買わない決め手。大したことをしていなくてもハッとするほど美しい、平常心のまま高そうな女に、女は憧れる。

・センスのある女ほど誰かの真似がうまい。人選も正しい。現代の女性がなぞれる生粋の淑女スタイルはモナコ王妃となったグレースケリー。品格をこの人に盗めるセンスがあるなら、露骨に盗めばいい。お洒落はマネから始まるのだから。グレースケリーは母であり、妻であり、そして一国の王妃でもあった。日常の何気ないひとコマにも、品格が漂っていなければならないうえに、”元女優”が何を着るのか、常に好奇の目にさらされていた。そういう意味で、”グレース王妃”のセンスと品格を世界に認めさせたのが、カーディガンの着こなし。ボウのついた上品なワンピースの上に、丈が短めのコンパクトなカーディガンを上手に合わせ、時折見せる、ただ肩に羽織っただけのお得意の着こなしも、品格を保ちながら人を威圧しないヌケ感と巧みなハズシがきいていて、魅力を世に知らしめた。そもそも、カーディガンは着たり脱いだり、温度調節に使われる”便利アイテム”だけに、下手に着ると安っぽい。上手に操れるのは丸ごと”粋”の証拠。それ自体には品格がないからこそ、”普段着の品格”を確立したことが、グレース王妃の素晴らしいところ。この厄介なアイテムの着こなしには絶対のセンスがないと、合わせる服も人も台無しにする。センスとは、”何を着ても品格に見えること”。

・首もと、胸元に何をするかに、人となりが表れる。品格の有無はもちろん、金持ちの女なのか、自信満々の女なのか、欲求不満の女なのかまでも。だからグレース王妃はとても多くの場面で、首元にボウやスカーフを結んでいる。明らかに品格の目印。キャビンアテンダントが首に何か巻いているのも、それで風格や毅然とした印象を作りだしたいから。

・あえて白シャツを崩さずに着る。ニコリともせずに。これがグレース王妃の”クールビューティ”。その冷たさがそっくり品格に見える。白シャツに黒スカート。こんな、とことん質素な服をまさしくクールにさっぱり着る。それでも息をのむほどの品格にあふれていた。このてらいなさ、潔さがクールな品格につながる。白シャツはふつう、まずは上手に着くずして着ようとするのが常だが、それを野暮ったくなく、地味でもなく、品格のインパクトを生むには、かなりのセンスがいる。まずは、髪型や胸元に何らかの華が必要。そしてクールなすまし顔と毅然とした表情。これも品格ファッションのうちと心得て計算する。

・上品なコンサバ服にはサングラスをクールにかける。これもグレース王妃の美人バランス計算。「私は単なるお姫様じゃない」という”スターの品格”。コンサバ服をただのコンサバで終わらせない。サングラスでゴージャスに引き締める。この絶妙なバランス感覚こそが元女優のプライド。