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・夏のお洒落
・夏のスタイリングにかかせないのは、手首の小物、ブレスレット。どんな着こなしでも、これなくしては完成しない。全身の中でも最も目立つパーツ。手首には必ずアクセントをつける。そして、夏にはネックレスよりもピアス。服が薄く、重ねるお洒落れがしづらくなるから、「服」よりも「肌」の印象がお洒落の正否を決定する。またメイクよりも足元のお手入れに気をつける。夏に頑張ったメイクは暑苦しい。素肌を感じさせるくらいがいい。その分、足元のペディキュアだったり、かかとが、きちんと手入れされていたほうがリッチに見える。
・大人の夏のラグジュアリは「白」できめる。白の清潔感、あふれる華やぎ効果を上手に取り入れ、存在感のある素材を軽やかに重ね、差し色は小物を使って、グッと鮮度を上げる。デリケートな美しさを持つ「白」だからこそ、その着こなしを極めるなら、他の色以上に丁寧に付き合わないと安っぽく見えてしまう。「白」グラデーションの配色では”プラチナ系”でクールに知的な美しさを装うか、”シャンパン系”で優雅にリッチな女らしさで華やぐか。
・旅に出ても出なくても、真夏のお洒落は涼やかに艶やかなリゾート風がいい。夏のお洒落に欠かせないのは、ほどよいカジュアル感に艶をプラスして、カッコイイ”抜け感”と今っぽい”こなれ感”で優雅に気品や華やかさを出す。。
・夏はコーディネートがシンプルになり、服や小物のレイヤードでごまかしが利かなから、お洒落の真価が問われる。簡単に済ませないように冬以上に気をつかう。

・秋冬のお洒落
・秋冬は重ねるお洒落を楽しむ。色をたくさん重ねるよりも、色は絞って、異なる素材を重ねる方がお洒落に見える。素肌を活かしたスタイリングが多かった夏は、ヘアは軽くてバランスがいいが、秋冬になって温かみのある素材になってくると、髪もこっくりとした色の方がしっくりなじむ。そして、季節の移り変わりでまず変えるのは、バッグ。服はベーシックでもバッグにその時の気分や方向性を表現させる。
・冬、大人を最高に美しく見せる秘訣は、「ファー」&「カシミア」にあり。2大ラグジュアリーアイテムを上品にドラマティックに。
・ファーは女をワイルドに見せたり、繊細に見せたりする。一枚のミンクのコートを、ジェーン・バーキンなら、デニムに合わせてさりげなく、カトリーヌ・ドヌーブなら、ドレスに合わせて上品に.....
・ファーは着る人の個性を引き立たせてくれる。
・頑張りすぎのファーは老けにつながる。好感度抜群の上級センスを印象づけるのは、日常スタイルの「ファーカジュアル」。軽やかにこなれ感を見せ、肩の力を抜いて日常着られるものがいい。
・カシミアは日常のクチュール。これ見よがしではなく、気負わない優雅さを醸し出すことができる。
・素肌で覚えたカシミアの魅力はストレスのない美しさ。それは自分だけが気づいてあげられる、女友達の魅力のようなもの。
・”上質な黒いカシミアのセーターのような女性”。デビッド・ボウイは、妻のイアンについてこう語った。大人の女性にとって、これ以上の賛辞はない。
・真冬の極上は、クリーミー・グラデーション。優しいトーンのカシミアを重ねて、ラグジュアリーな幸福感を演出。風合い異なるカシミアを重ねて、メリハリを付ける。下半身はタイトにまとめて、襟元にはポイントをおいて、視線は上に集める。小物で迫力素材をプラスして、装いのコクを高める。足元はややダーク系で引き締める。

・服を着た自分の姿が映えるということは、自信を持って外へ行けるということ。まずは、1色でまとめる。それもなるべく暗い色で。全身その色でまとめれば、間違いなくスリムに見える。それは暗い色が光を吸収し、体を細く見せるから。逆に明るい色は光を反射して、体を目立たせてしまう。同系色の無地でまとめてもいい。その場合は、いちばん明るい色を、顔の近くに持ってくるとバランスが良く、視線を顔に引きつけてくれるので、自信がない体からそらせてくれる。

・一般に、体型を出来るだけすっきりと見せたいのが女心。そのためには、いつも縦ラインを強調するべき。目をそらせたい部分に、横ラインは持ってくるべきではない。そして、すらりと背が高く見せる秘訣は、上半身:下半身が5:5ではなく、3:7(ショートジャケットにロングスカートみたいに)にする。横ラインはふたつ、ウエストと裾だけ。このふたつをどの位置に持ってくるかで割合が変わる。デニムであれば、ローライズやカプリ、シーンズの裾の折り返しは下半身を短く見せてしまうので、モデル体型でなければ避ける。ウエストの位置を上げるには、ベルトがいい。その場合、色をパンツやスカートなど下半身に合わせればすっきり長く見える。太い足や足首にはミニスカートはもちろん、クロップドパンツ、ピンヒール、ストラップのある靴はあきらめる。コートや冬用厚地スカートの超ロング丈はやぼったくなる。

・スカート丈は流行を追わず、一番自分がキレイに見える丈、理想は膝上ぎりぎり、太ももの前側の筋肉が膝の皿の上で締まっているあたり。

・パンツは股の所に横じわが出来ないものを選ぶ。プリーツやダーツ、口が開いているサイドポケットがあると、下半身が太って見えるので避ける。

・スカート丈が短くなればなるほど、ヒールの高さを低くする。

・バッグについて、大きいバッグやショルダーストラップが長いバッグは、背が低い人をさらに低く見せてしまう。

・ロングヘアーはセクシーにはなるが、平面的な印象になる。背の低い人には向かない。痩せて見えるのはショートカットで首をだすこと。

・経済が混乱し、不安定なときは、女らしい女性的な体型がはやり、経済が追い風な時はスリムで男の子っぽい体つきが流行る。

・体型別良く見せるコツ
・首が短い人は、チャイニーズカラー、ポロシャツ、ショール、チェーンネックレス、ロングヘアーは避け、開いた襟ぐりでボーイッシュなショートヘアが似合う。
・首が長い人は、深い襟ぐり、長すぎるネックレス、ボブカットは避け、スカーフ、チョーカー、立ち襟、ふんわりしたロングヘアが似合う。
・肩幅が狭い人は、ラグランスリーブ、チューブトップ、深いVネックは避け、肩パットの入ったもの、パフスリーブ、ボートネックがが似合う。
・肩幅が広い人は、肩を出したネックライン、ボートネック、目立つネックラインは避け、ラグランスリーブ、Vネック、ロングネックレスが似合う。
・腕が短い人は、長すぎたり、ゆったりした袖、大きい袖口、たくさんのブレスレットは避け、7分袖、手首より長くない袖が似合う。
・腕が長い人は、タイトフィットや7分袖、手首より短い袖は避け、カフス付きの長袖、ブレスレットの重ね付けが似合う。
・胸が小さい人は、深すぎる丸い襟ぐり、フィットしすぎるトップスは避け、刺繍、フリルなどディテールのこったトップスが似合う。
・胸が大きい人は、Tシャツタイプの襟ぐり、こったディテールのトップス、短すぎる袖は避け、Vネック、柔らかいライン、ローウエストの服、細いベルトが似合う。
・腰が大きい人は、硬い生地、タイトフィットの生地、プリーツポケットのついたボトムスは避け、なめらかな生地のパンツ、ロングジャケットが似合う。
・お尻が大きい人は、タイトフィットのボトムス、ショートジャケットは避け、ソフトなスカート、ダークカラーのロングジャケットが似合う。
・脚が細い人は、ミニスカート、濃い色や柄ストッキング、ピンヒールは避け、ふくらはぎ半ばのミディスカート、明るい色のストッキング、ローヒールな靴が似合う。
・脚が短い人は、ロングスカート、ワイドパンツ、裾を折り返したパンツ、ローヒール、ピンヒールは避け、ショートスカート、ショートパンツ単色無地の服、ローヒールから中ヒールが似合う。
・足首の太さによって似合う靴は違う。足首が太い場合は、つま先のとがったフラットな靴、ストラップのついた靴、ピンヒールは避け、モカシン、サボタイプのサンダル、中ぐらいの太さのヒール、厚底靴がほっそりと見せてくれる。細い脚であれば、先のとがった靴、優雅なヒール、セクシーなストラップのついた靴もOK。そのかわり、ロンドンブーツや厚底靴は貧弱な脚に見せてしまうので避ける。

・醜さを隠すことと美しさを表現することは違う。美しく見せるルールを知って取り入れる。腕や脚は細くて長いのが美しい。原則として、袖が細くて長ければ、腕は細く見える。腕を出すときは、細い袖を肘で留める。上腕まで出すときはフレンチスリーブにする。パンツは幅が細いと長く見える。長めの丈にして高いヒールを履く。ウエストは限りなく細く見せる。胸元を美しく見せるには、顔の形と衿の関係が重要になる。人はそれぞれネックの形が違うので、どの形が自分のデコルテを美しく見せるかを研究する。

・ジュエリーをつける上で、最も重要なことは、身につけている人とその宝石が、どのくらいフィットしているか、ふさわしいか。せっかくだったら、野暮ったくなく上品に、ジュエリーが板についている、付け慣れていることを感じさせる自然な感じにしたい。財産価値は大きさと質だが、美しさはやはりデザイン。宝石そのものの価値も重要だけど、その細工の素晴らしさとデザインが大きいと思う。
・ティファニという響きだけで、女性なら誰でもふっと頬をゆるめる。愛にあふれ、幸せに包まれた人生の様々な瞬間とともにあるジュエリー。流行やファッションではない、それぞれの人生と深く結びついたジュエリーは何よりかけがえのない友となり、大切なお守りとなる。これからの毎日を優しく照らしてくれる希望に満ちた可憐な光。
・ヴァンクリフ&アーベルと聞いて、幸運、真実の愛、健康、富を象徴する「アルハンブラ」を思い浮かべる。フェミニンで愛らしい表情はもとより、その形からラッキーアイテムとしても、大人の女性に親しまれているモチーフ。クールなオニキスを選べば、甘さと辛さがほどよくミックスされて成熟した雰囲気が漂う。ふと目に触れる愛おしいジュエリーには、時にはくじけそうになった心を奮い立たせて、背中をそっと押してくれるパワーが潜んでいる。
・ブチェラッティ。イエローとホワイトのゴールドが織りなす、レースのように麗しいモチーフ。ファミリーが守り続けてきたイタリア・ルネッサンス期から大切に受け継がれる最高峰の職人技と美意識の結晶。これ見よがしでないのに印象的。優しげなのに深く心に残るジュエリー。数々の名品を目にしてきた大人の女性の心をも虜にする絶対的存在。シンプルなのにエレガント。存在感があるのに着こなしに優しく調和する。ファッション通も「どんな着こなしにも似合う!」と証言する。金や銀を彫る独特の手法と、イタリア・ルネッサンス芸術の流れをくむ優美なデザインは、父親のマリオ・ブチェラッティ氏から受け継がれたもの。マリオ氏は、1919年に最初の店を開くやいなや、当時の富裕層・権力者に重用され、詩人ガブリエレ・ダヌンツィオ氏に「金細工の魔術師」と称えられた。今日、私達を魅了するジュエリーは、父から子へ受け継がれた不変の美意識の結晶。
・ハリー・ウィンストン。「キング・オブ・ダイヤモンド」だからこそ、シンプルな装いに特別感が生まれる。シンプルでシック。そんな理想のおしゃれに欠かせないのが、澄んだ光を宿らせるダイヤモンドの煌めき。美しさの頂点を極めたダイヤモンドが肌の温もりと溶け合い、匂い立つような艶めきが生まれる。身につけると、心を満たす至福感、自分を幸せに強い存在にと後押ししてくれる。大人のシンプルシックは、それだけだと地味になってしまう。華麗さもオーラもあるハリー・ウィンストンをつけることで、上級のシンプルラグジュエリーを手に入れる。

・旅の荷物は日常生活と同じレベルでそろえたい。カジュアルダウンしすぎてもドレスアップしすぎても旅慣れた美しい行為は生まれない。服装はシーン(機内、観光、食事など)に合わせて想定し、選ぶ。

・バッグと靴は、実用小物ではなく、自己表現の要。どんな時も気を遣う必要がある。このふたつを上手に使いこなせるようになるのが最高のお洒落。

・どんなに高級なバッグも底に鋲が打たれたものは、テーブルの上には置けない。バッグの底の鋲は旅行鞄、キャスターと同じ扱い。その場合、床に置きたくなければイスと自分の背の間に置く。

・夜のフォーマルなパーティでは、ミュールではなく、つま先の出ないものとする。

・ホームウェアで大切なのは、楽さではなく肌触り。

・美しく装い美しく振る舞うためには、まずは自分自身の身体を美しく保つことが何より大事。そして生活のなかで、美しい立ち居振る舞い(所作や言動)の練習をする。それはどれだけ場数を踏むかで人前で実践できなければ意味がない。身体の動きは、ほとんどが無意識。だから人にどう見えているかをきちんと意識して、自分の美しさを客観的に見なければ変わらない。いつでもどこでも普段どおりで美しくいられるよう意識する。

・自分を女だと感じたいなら、いくつになっても装うべき。そして大人の女性の装いは色っぽく。自分が色っぽいと思えるのはすばらしいこと。

・Tシャツにいたるまでチェックして「まぁまぁ」の洋服は思い切って処分する。1年以上着なかった服は、ブランドのものであってもとっておく意味はない。最高に素敵と感じられるものだけを手元に置く。そして、この愛すべき洋服達のコーディネイトをカメラで撮っておくと、毎朝の洋服選びの時間を短縮させ、気持ちの良い毎日をつくる。

・洋服の在庫リストが、自分の中ではっきりとしていれば、買い物に行くときも思いつきではなく、計画的に必要なもの(ひとつでも、今のワードローブを何倍にも広げるようなもの)を探し出すことが出来る。

・もっと素敵になれるはずと、できれば必要なものの費用はいとわない。自分自身を「最高の投資対象」と考える。量より質で選ぶ。裏切ることのないワードローブから始めて、衝動買いを減らし、後悔のない合理的な買い物をする。質の高い商品は他のものを引っ張り上げる効果がある。例えば、エルメスのスカーフをつけているとしたら、その下に着ているTシャツがユニクロのものとは誰も思わないように。

・ワードローブのそれぞれの服を着回せることが、服の数よりも大切。そのためには、色を系統でまとめ、色のニュアンスで変化を出すといい。いわゆる中間色(白、クリーム色、サンドカラー、ビスケットカラー)やベージュ、グレー、紺、黒などエレガントとされる色を選び、その色の無数のニュアンスの違いを遊べば、流行や予算を超えて確実に洗練されて見える。いくつかの基本の色を決め、それに基づいてさまざまな組み合わせをつくりあげることは、出費の無駄を無くすことになる。

・プリントは無地に比べると小物で個性を出し、自分のものにしたり組み合わせが難しいので、避けた方が無難。何よりも着ていたことを人に覚えられやすい。

・時にはクォリティのレッスンをする。芸術品のような洋服ばかりを集めた超ハイソなお店に、リサーチ目的だけで入る。お店に入ったら、生地や縫い目のチェック、カッティングの素晴らしさ、着心地を肌で確かめ、美しさを見分けるレッスンをする。そして、季節外れのディスカウントでそれを手に入れられるように願がう。

・ブランドものと低価格のものを、違和感なく組み合わせることができるようになれば、プロも顔負けのスタイリスト。

・リッチな人達は、決してリッチに見せたいと思っていない。「トゥーマッチ」はあらゆるものの良さを消してしまう。「少ないほどいい」をいつも心に留めておく。

・バーゲンに行く前には準備が必要。ブティックより先にまず、自分のクローゼットの中をきちんと把握し、足りないアイテムや買い替えたいアイテムを対象とする。ワードローブの不滅のアイテムを買うのにセールを利用する。新しく買う物が、少なくとも手持ちのもの三つと組み合わせられるか確かめる。そこに最高に趣味のいい第三者の目があればなおいい。

・シンプル&ベーシックをカッコよく着こなすのは、実はかなりの年季が必要。若い頃は流行を追いかけ、ブランドものもたくさん試し、失敗を重ね、最終的にたどり着いたシンプル&ベーシック。そういう人は絶対お洒落。経験がものをいう。シンプルな中にも素材やカッティングを見極められる目を持ち、時代の空気を感じてコーディネイトができる。

・ブランドもののバッグを持つときは、価値があるのはバッグではなく、その所有者である自分自身だということを忘れない。

・気軽なカジュアルでも華やかなドレスでも、大切なのは品があるかどうか。服の着こなしは、今まで積み重ねてきたものが映し出されるもの。聡明な美しさを引き出すには潔いシンプル。時には、辛口に着くずして、かっこいい女を演じてみる。女らしいワンピースなら上質な色気を香らせて。繊細な人にだけニュアンスは宿る。

・服だけが浮いてしまわないように、服との調和を考えて自分の魅力を最大限引き出す。自分を表現するテクニックを磨き、楽しみながら自分づくりをする。

・華やいだ時代にお洒落の基礎を積み重ね、上質で高価なものに囲まれて、見る目は肥えた。その上でお洒落とは、ブランドに頼ることではなく、似合うものを見極める力、コーディネート力にかかっている。

・女らしくてきちんと見えるワンピースは、とっても便利。でも、それだけで完結してしまうからこそ慎重に選びたい。女性だけが楽しめるアイテムだから、あまり女っぽさを強調するとお腹いっぱいって感じ。シンプルなデザインを選び、大人の女としてすっきりと洗練させて着る。ワンピースを着る場は、それなりにきちんとした席が多い。シンプルであっても、着席したときに上半身に少しアクセントをつければ、品の良い華やかさを演出できる。

・お洒落は、正統すぎては野暮に見えてつまらない。また選択に思いや狙いがなく、惰性で選んだ服では輝けない。そんな時、意外性でセンスを発揮する。何かハズすことでお洒落にふくらみを持たせる。初歩的なところで、メンズライクなシャツとパンツ。そこへパールとパンプスで女らしく。もう少しランクアップしたところでは、季節をはずす。そのためには、季節の変化を実は敏感に感じ取っている繊細さがあって、季節をきちんと踏まえていることが大切。冬なら白いデニム、夏なら黒いリネン。冬の白いデニムにはトップスは濃い色、例えば黒でシックに。ラフにみせるならグレーやネイビー。夏の黒いリネンにはボトムに白やベージュのクロップドパンツ。ボトムに軽い色、肌見せが夏の黒には必須。

・一番外側に着るアウターのコートやジャケットは、その人の印象を大きく左右するものだから、上質素材でパターンがしっかりしているものを選ぶ。服は肩で決まるというから、きちんと肩のラインが合っていること。服においては、かなり高級なものでも寿命があって一生ものは存在しないが、アウターにはそれなりの価格のものを選ぶ。

・小物の中でも、時計とジュエリーは、もっともその人らしさを表すもの。妥協した中途半端なものを買うくらいなら、アクセサリーで遊んだ方がいい。これらは一生ものになり、なおかつ自分らしい1点ををじっくり選ぶ。

・トレンドと切り離せないバッグだが、着こなしのアクセントとなり大人の女にとってはバッグは名刺代わり。重要な役割を果たすから、そこそこのものよりベストチョイスで選びたい。ちょっとケチッたばかりに、印象が薄いものになってしまってはお金を捨てるようなもの。エルメスのバーキンやシャネルのキルチィングなど永遠不滅な名品に投資したい。

・チープな靴は、その日のお洒落を台無しにする。面積が小さいが印象影響度は大きい。

・顔タイプで女度を調整する。女顔の清楚と派手、男顔の涼しげと濃厚に分別。
女顔の清楚には甘くフェミニンなパステルカラーより、少し男っぽいシンプルモードがいい。エッジの効いたパリシックなセレブスタイルで女っぽさを引き算することでかっこいい美人が完成する。
女顔の派手なタイプは、選ぶ服を間違えると品がなくなる。ベージュやネイビー、グレーやブラウンといった中間色の定番カラーを使ったベーシックがいい。しかし、ぴちっと正しく着ては野暮ったくなる。いかにも自分のものにしているような「着くずし感」をもってクラス感があるのにフレンドリなミラノマダムがお手本。
男顔で涼しげなタイプには、キリリとしたハードな服は避ける。端正な雰囲気を生かしたまま、シンプル&フェミニンで女しさを加減するとうまくいく。
男顔で濃厚なタイプは、雰囲気を緩和しようとしてさっぱりとみせようとし、女らしさを引き算してしまいがちだが、かえって強さと濃さを際だたせ老けて見せてしまう。思い切って女らしさをもってきて、グラマラスな女らしさを醸し出すといい。

・今、ワードローブに必ず揃えるべきは、ピンクベージュのパンプス。質感はマットなカーフではなく、エナメルなどのパテントレザー。エレガントでもカジュアルでも黒で引き締めるのではなく、ピンクベージュで引き算しヌケ感をつくる。ピンクベージュは肌の色につながるので足長効果も期待出来る。たった10%も占めない足元だが、ここを変えるだけで軽やかな女らしさにつながる。

・今っぽさを表すには、重く見えることはマイナス。いかに軽やかさを作るかが重要。それには引き算をしヌケ感をつくる。胸元、手首、足首のどこか、肌を見せる。そしてガチガチな真面目にまとめず、少しハズすことで肩の力を抜いたリラックス感を演出。大人としての格を持たせつつ、ヌケ感をつくることで今を表現する。

・子どもの頃、ブローチは「よそゆき」の象徴だった。シンプルなワンピースやスーツの肩先や襟元に大事そうにブローチを留める。いかにも最後の仕上げっといったふうに。いまや長く続くカジュアルブームで、すっかりブローチから遠ざかってしまった。小さめなブローチをひとつ、肩先につける。それだけで女性のデコルテからあごのラインを華奢に、きれいに見せてくれる。視線をブローチに集中させることで、スタイルを美しく引き締めてくれる。ギリシャ時代はブローチが身分や民族を表すものだった。自分のありさまを、これひとつで物語る、ブローチにはそんな存在感がある。

・旅先で着る服や小物をトランクに詰めるとき、そんな準備の段階からわくわくする気持ちでいっぱいになる。旅をもっと楽しくするようなかさばらず、しわにもならず、できれば小さくなるアイテムを荷物にしのばせる。(ぺたんこになるトートバッグ・はおりもの代わりになる大判ストール・しわになりにくく着心地の良い服・お金はコンパクトににまとめられるトラベルウォレット・突然の雨に備える折りたたみの傘・両手がフリーになるバッグ・小さくたためるナイロンのアウター・トランクに収納できるストローハット・トランクに詰めやすいフラットシューズ・食事のときに便利なクラッチバッグ)
・きれいに身支度を整え直して、昼間とは違うおしゃれを思いっきり楽しめるのがリゾートでのディナータイム。若い世代とは一線を画す、大人のラグジュアリーな旅支度として、夜のためのコーディネートは最優先すべき。優雅さを印象づけるロングワンピースや華やかなプリント柄、肌とのコントラストで艶めく黒など。都会の日常では気後れしがちな肌魅せや、非日常のステージに誘うドレスアップこそが、バカンスを盛り上げる。

・自分が「古く」なっていないかを意識する。髪には世代が出てしまい、自分の一番いい時代の髪型からいつまでも離れられない人が多い。たまには「今が旬」の人が通う美容院に思い切って替えてみるといい。年代が違っても、自分が素敵だと思う人のなかに自分の理想や憧れが隠れているはずだから、その人が通うサロンともイメージが合う。サロンに行くときは「末端」を理想的な状態にしていく。洋服はケープで隠れてしまうけれど、ネイルや時計、リング、靴などが美容師さんへの情報になって、無意識のうちに「コンサバ系」「ナチュラル系」「キャリア系」などと分類される。手持ちのアイテムで自分が「何系に見られたいか」を意識して、小物選びをして美容院に行くといい。

・一枚でお洒落心が満たされる、スタイルが決まる、そして着映える、そんなワンピースがあれば、毎日はもっと楽しい。いつもよりちょっと気分を盛り上げて、そんな相棒と日常にほんの少しのドラマティックを。

・憧れを現実に。少しずつでも揃えていきたい逸品。

・客観的に見ることで養われる自分に似合うものを選び取る確かな視点。

・「良いもの」には、それを使う人を育てる力がある。

・大人の女性のジュエリー使い、胸元のネックレスよりもピアスやリング、バングルでゴージャスに装うほうが素敵。

・いつもと違うシチュエーション。何を着ていけばいいんだろうって悩む。時と場所だけなら簡単だけど、どんな人に会うかを考えた服選びが実はいちばん重要。その時の気分やお天気もあるけど、どんな時でも品良くいたい。相手に対して失礼にならない格好はしていたい。相手には、さりげなくお洒落をしてきたんだなとわかってもらえ、自分なりに気を遣っていることがちょっとでも伝われば嬉しい。ただ気を遣っているだけなら、無難な優等生スタイルでいいけれど、仕事じゃないのなら自分自身も楽しみたい。きちんとはしていたいけど、納まり過ぎず自分の気分も上げてくれる、そのバランスの取りどころが、大人の女性の賢さ。

・トレンドにやみくもに手を出したりしないし、周囲の目を気にしたファッションも卒業。これまでの経験の中で培ってきた感覚を信じたいし、後戻りするほど若くない。でも、”できること””できないこと”の間で、自分なりに悩んで迷っても、次を探していたい。お洒落のキャパシティを広げて進化し続ける。諦めちゃったら、”女”として終わり。いつまでも着たい洋服は着られる体型でいたい。「私はこれでいい」なんて凝り固まったらつまらない。大人になると、なかなか友達ってできないけど、新しい世界、新しい人との出会いを大切に、まだまだ新しい自分を見つける。年齢を重ねるとドキドキすることって減ってしまうけど、いつまでもドキドキしていたい。その分きっとちょっぴり成長しているはず。

・「人生の名品」とか「一生のアイテム」「定番で構成する最強ワードローブ」と雑誌によく特集が組まれるけど、それを自分なりに少しアレンジを加え、自分の定番にしたとき「スタイルのある人」になれる。

・自分のスタイルを確立した女性はカッコイイ。凝り固まらない柔軟さを持ち続けることを難しくも感じるが、日々のこと、例えば着る服に関しても、しなやかに愉しむことができ、歳を重ねるほど進化し透明感を増していく。そんな女性に惹きつけられる。

・自己表現のひとつに服がある。

・女張るなら、体型維持はマスト。体重計に毎日乗って、100g単位で体重の変動を把握。

・ブランドを手にすることは、未来を手にすること。それに相応しい自分になるために、未来に向かって梯子をかける。すると目指しているうちに、くっきりとなりたい形があらわれる。素晴らしい音楽を聴いたときにも似た感動は、それだけで女を綺麗に見せてくれる。ブランドはモノであってモノではない。モノを買っていながら、その背景にある目に見えないエネルギーを手に入れている。ブランドと呼ばれているモノとそうでないモノとの間には大きな隔たりがある。それはただ質の善し悪しではなく、「命がけ」であるかどうか。生身の人間が努力しながら血を流しているかどうか。絶え間なく美しいものを産みだし、そのクオリティを伝統と呼ばれるまでに保ち続け、それでいて常に前に進んでいく。そのパワーに背中を押されて、私達は美しく駆け上がることができる。

・憧れる人がいたら、まずはマネしてみる。考えながらマネしていれば、それは自らのスタイルとして身につく。

・女として生まれたからには、時々大胆な変身を挑戦してみる。

・同系色のグラデーションでまとめた着こなしは、失敗することがない。色の明度や素材感、テイストが異なっていても、洗練された感じになる。

・美しいものにふさわしい美しい身体の動き。そのためには贅肉はつけず、筋肉を鍛え、姿勢を美しく保つことが大切。

・服装はT(時間)、P(空間)、O(目的)以外に、P(プライベ−ト)、F(フォーマル)、O(オフィシャル)に分けられる。

・季節感の先取り、これは視覚的に色彩で表すのが簡単。そして、小物で取り入れる。

・チープな素材は、大人には目で見破られる。一点ぐらい安物生地を身につけるのは「可愛げ」があるが、全身それではただの貧相になってしまう。

・黒のドレスってやっぱり派手。白っぽいドレスの小娘なんて蹴散らすほどの迫力がある。このドレス姿を左右するのはデコルテの美しさ。肩の骨と大胸筋の間のくぼみがセクシー。

・ファッションって難しい。合わせてこそ洗練は生まれるが、合わせすぎると壊れてしまう。合わせて合わせて、合わせない。そういう足し引き、そして微妙なバランス計算が不可欠。そこに女の知性が表れる。ネイルに赤を選んで”女の血中濃度”を上げたら、他では赤みを減らしてバランスをとる。赤に赤を選んだ日は強引なほど強い女に見られることを覚悟する。逆に爪は素のまま、唇も無難な色で済ませるとレディとして扱われないことも。無限にある色の組み合わせが、その日の運命を決めてしまう可能性もあるから、日々もっと丁寧に心を込めて、色の組み合わせを考えたい。女である限り、永遠に。

・足の品性は”贅肉のない膝”。これは運動のたまもの。足とは骨ばって単に細いだけでは綺麗な脚ではない。適度な筋肉と、何よりも膝上がたるんでいないこと。

・見えるセクシーより、見えない女らしさが格上。
・シンプルな服を着ているのに”ゴージャス!”って言われるのが嬉しい。
・飾り立てるのは苦手。”自分らしく”いられるのはミニマムでどこかマニッシュなスタイル。
・グレーはクールさと知的さとセクシーさを持ち合わす色。

・上品な佇まいに奥行きを添える。幸せ感や華やいだ雰囲気。美しい気配で印象に残る女に。

・香りというのは不思議なもの。触れることも出来ず、どこにあるのかもわからないのに、ときには何よりも心をゆさぶって深いところにその跡を残す。言葉では説明できないものが、どこか深いところを静かに流れていて、ふとした拍子に思い出す。そしてハッとしたり、懐かしくなったり、それが胸をよぎって心の底から切なくなる。その人が今そこにいなくても、その人の香りに出会うだけで、その人と過ごした時間や風景が蘇る。胸のいちばん柔らかいところを捕まれる。香りの記憶はつよくて深い。自分のまとっている香りがいつかそんなふうにして誰かの記憶の大切な一部になるとしたら、香りの記憶は悲しくて優しい。

・フランスでは「3色以上使って服を着てはいけない」と母親が教える。全体のトーンを合わせ、バランスをとることが大切。日本人は髪が黒く、肌の色とのコントラストが強いので、色を使いすぎないことが大切。

・ブランド品を持つにはそれなりのステータス、クラスが必要。いかに着こなすか、身のこなしとそれで包む自分が恥ずかしくないかをまず見定める。ブランドに頼るのではなく、自信を持って身につけ着こなす。

・ドレスアップというのは、しすぎるとかえって下品になってしまう。本当のお洒落とは逆にいかにさりげなくドレスダウンするか。どこか押さえ、どこか崩してこそ、引き立つお洒落が出来る。

・シンプルで長くつきあえることがファッションで外せない条件。
・ドレスアップは私らしいスタイルで。ヴィンテージで個性を表現し、ジュエリーは必要不可欠。
・トレンチコートにはゴージャスなパールで華を添える。
・身につけて気分が良くなるもの。それが一番。
・自信がある女性は魅力的。体型や年齢は関係ない。そのためにも心の声に素直であるべき。自分が何を求め、どうしたいのか。
・自立することが女性が輝く永遠のキーワード。完璧でなくても、自分を信じてベストを尽くすことで、思い続けてきた理想が現実になる。
・トレンドを楽しむのもファッションの醍醐味ではあるけれど、何が好きでどう表現したいのかという真実を知ることが大人の格好よさ。
・自分と向き合うと本当に求めているものが見えてくるし、そこに向けて自分を高めることで、きっと素敵な人生が送れる。

・どんな瞬間も女性はフェミニンでエレガントであることを恐れずに。
自分らしさを生かすことでスタイルが確立し輝ける。
・自分のパーソナリティに向き合っていれば、どんな場でも自信を持って振る舞え、輝くことが出来る。スタイルとは、何をどう着るのかではんく、好みなど自分の関わるすべてのことが投影されじぶんらしさが形となり、スタイルを確立できる。

・40代以上でイージーでスポーティなアイテムの組み合わせだけだと若作りに映ったり、お洒落に無頓着な人に見えてしまう。「女エッセンス」をちょっと足せば、カジュアルは大人仕様になる。目指すカジュアルは肩の力が抜けた女っぽさ。デコルテや手首などの絶妙な肌見せ。ベースは地味色でも一点綺麗な締め色で華。仕上げには華奢なヒール。どこかに必ずタイトな部分を入れてメリハリをつける。デコルテには本物の輝きを添えて、小さくてもラグジュアリーに。

・シャツ一枚で出掛ける。これは本当に気持ちの良い季節にしかできないスタイル。大人の女性がシャツを一枚で着る格好良さは格別。一年で一番季候の良いとき、是非ともしたい着こなし。

・いろんな服を着てみたからこそ、今の自分のスタイルの落としどころがチョイスできる。結局好きなものは変わらないし、自分の定番のベースがある。アイテムは少数精鋭に。好きな服があったらそれを自分になじませていくようにスタイルを作っていく。ひとつのアイテムが馴染んでいるっていうことは、コーディネート自体よりもその人が目立っていると言うこと。いつもTシャツとデニムでも、なんだかキラキラしている人になりたい。そのためには自分が輝いていないとダメ。だからこそ人間力。外見は年齢とともに変化していくけれど、その上で素敵だと思えるには、その人の生き方やエネルギーなど人間的な魅力。その人の醸し出すもの。何歳になっても本来の自分自身に肉付けし、らしさが素敵でありたい。

・大人だからこそ似合う「フェミニン」にさらに「キレ味」を加えて存在感のある「上品な女」になる。たとえば、フリルやレース、ピンクなどフェミニンな印象が強い服をまとっていても、保守的とは対極にある、凛々しい着こなしを楽しむ。そんな「自分のスタイル」を確立し、一目置かれる「上品さ」を醸し出したい。たとえば辛口な小物使いが新たな息吹を与えたり、ニュアンス配色がハッとするほど洗練された佇まいになったり、ツイードのジャケットをあえて肩にさらりとはおって自信をのぞかせたり。どんな女性なんだろうと想像をかきたてさせる。色やシルエットを吟味して知的な色気を堪能し、媚びないドレスで風を感じ、凛と歩く。

・ベージュの温かみとグレーの陰影を含んだコクのあるニュアンスカラー「トープ色」。シックなのにこなれて見えるから、毎シーズン探してしまう。無敵の洗練オーラを放つ。その奥行きゆえに、目立つ色ではないのに不思議なほど印象的で、身につけた女性を特別な存在に高めてくれる。ベーシックカラーはもちろん、鮮やかな色、パステルカラーなど、あらゆる色と好相性。そればかりか、着こなしが重く見えるとき、引き締めたいとき、まとまり感を演出したいとき、「トープ色」をほんの一差ししただけですべてを解決してくれる。オールマイティに洗練を授けてくれるのが「トープ色」。

・女性を最も輝かせるスタイルがエレガンス。まず理想の女性を思い描き、クラシカルなものやエレガントなテイストから考える。そこから、カジュアルシーンなら足元をフラットサンダルに、辛口で攻めるならロックなアイテムをプラスしてとスタイリングを進めていく。品の良さをベースにしつつも、遊びを加えることで”コンサバ”とは一線を画す印象に残るスタイルが出来上がる。たとえばフェミニンなカーディガンでも肩からはおって風を切るように颯爽と歩くことで守りのアイテムもとびきりかっこよく生まれ変わる。服の着方一つで違ったモノになる。こんなふうに、着くずすことで生まれる”隙”を自在に楽しむことがエレガンスでいる秘訣。色気があるのに、どこかヌケ感がありそして凛とした潔さも持つ。そんな上品な女らしさを完成させる。

・シンプルな着こなしの仕上げには女っぽさを際だたせるものではなく、辛口なジュエリーをひとつ。このクールな輝きで知性が香る「かっこいい女」が完成する。

・”いつか着る服”はずっと着ない”いつか捨てる服”。だったら今捨てる。”今着たい”と思わない服は、たぶんもう二度と着ない。捨てるときに”いつか”は”今”だと唱える。まず第1に”似たような服”を集め、その中で特に気に入っている服だけを残す。そうすることで、とっても単純にクローゼットに隙間ができ、空気が入り洋服が息を吹き返す。自分の心身を浄化するつもりで、そぎ落としていけば、入らない服で溜まっていたオリがなくなり、清々しい気持ちになれる。そうやって残された洋服は一着一着を愛おしく思うようになり、それらは自分があらためて選んだ服だと買ったとき以上の思い入れが生まれて、もっと大切にしようと思う。愛おしいと思いながら服を着ると、服もそれに応えてくれ、その日一日存在がキラキラする。いい加減な気持ちで選んだ服を着たときは、後ろめたい気持ちをひきずり、存在も表情も曇らせる。そういう服を”いつか着る”という義務感だけで着てしまわないように、思い切っていま処分する。そうしていると、高価だったブランドものの中にも”要るもの”と”要らないもの”の境界線がはっきりと見えて、今の自分に必要なものが読み取れるようになる。いずれにしても、これからは絶対上質なもの。”若さ”を失っただけ、女は”上質感”を増やしていかなければならない。数を減らした分だけ上質なものを増やさないと貧しい気持ちになる。こうしていると、自分自身のクオリティも高まっていく。若い頃から分不相応の高級品を買いあさっている人にはわからない、要らないものを捨ててから、上質なものを買い足していくことで、ものは初めて質の良い品格を与えてくれる。ひとつひとつ大切にする習慣が身も心も端正な人間を作っていく。もう要るものしか要らなくなったとき人は生き方が変わる。

・”いかにもトレンド”というアイテムで身を固めるのは、かえって時代遅れ。トレンドを”いかに自分らしく着こなしていくか”がいい。「これは自分には似合わない」、「私は着ない」と決めつけしまい、今の空気をブロックし続けると、いつか時代とかけ離れた自分になってしまう。時代とともに価値観も変化し、その移り変わりを楽しむのは自然なこと。自分らしさを大切にしながら、常に時代の風は感じていられるようにする。

・「服はその人の生き方を表すもの」。自分らしさの表現やTPOに合う服を選ぶことは、相手に”信頼できる人間”という印象を与える。その上で自分らしさを突き詰めていくと無駄が無くなる。ただ立ち止まったままの大人にはなりたくない。スタイルは常に更新し、見直すことも心がける。

・「ヴォーグ」編集長のふたり。アナ・ウィンターとカリーヌ・ロワトフェルド。アナはモードの先端にいながら、いつもどこか品の良さが漂う。本来はコンサバティブ、それでいてインパクトの効いたアイテムを味方にしている。カリーヌはクールでかっこいいスタイルに身を包み、大人の貫禄を漂わせている、それでいてチャーミングに見える。

・クリスチャン・ディオールの言葉
 私の夢は、女性をより美しく、より幸せにすることだ。
 花は女性に次いでもっとも神秘的な創造物だ
 パリ、それはクチュール。クチュール、それはパリだ。
 本当の贅沢には、本物の素材と職人の真心が必要である。そしてそれは伝統への敬意なしには意味をなさない。
 私のドレスはあらゆる女性をプリンセスにする。

・クリスチャン・ディオールについて
 ディオールにとって、つねに創作の原点にあったのは幼少期を過ごしたノルマンディー、グランヴィルの家の庭。庭は恵まれた時代の象徴だった。さまざまに咲き乱れる花々の香りと色彩はノスタルジーをかきたてると同時に、創作意欲を刺激した。自らのラッキーモチーフとして愛したスズランも、初夏にこの庭を彩っていた花。彼は花のような女性をイメージ、なで肩、豊かなバスト、ほっそりとしたウエストに花冠のように開くスカートで選ばれる色彩も優しくフェミニンな色、匂い立つような美しいドレスだった。

・「ベージュ」「グレー」の定番カラーを重ねると軽く明るく潔いほどインパクトがあって華やかになる。さらに「淡ピンク」「淡ブルー」を馴染ませればワントーンアップして、定番配色が見違え洗練され確実に「素敵!」が増す。
・グレージュ×ベージュはクリアな白を介して華やかに引き立てる。
・近似する淡色は異素材の組み合わせで微妙なニュアンスをつける。
・鮮やかな彩りよりも、明度のある色を淡く、繊細に重ねてグラデーションを作ればこなれ感が完成。
・シンプルな着こなしなのに「はっとするほど素敵!」を演出できるのは「白」「ベージュ」「グレー」を重ねて作る淡色グラデーション。ラグジュアリーな美意識を感じさせ、ゆとりや気品が香る佇まいは、無敵の好感度。その印象はお洒落の鮮度を上げる。透明感のある大人の気品、穏やかさとリッチ感のある色は重ねるほどに奥行きを増して大人のリュクスを表現してくれる。知性と清潔感をたたえ、洗練された美意識を演出してくれる。これに黒を少量ピリリと効かせる。これで全体の優しげなトーンは損なわず、劇的にスタイルアップ。

・トレンドアイテムは全身の30%濃度で十分に旬になる。

・性別も年齢も超えて愛される永遠の定番ボーダートップス。成熟した色香を身につけた年代が大人っぽく着る秘訣は、リップを赤にするとか、ジュエリーをつけるとか、どこかに女らしさを必ず加えること。ボーダーを成熟した雰囲気に輝かせるのは大人の女にしかできない。色は紺白が王道だが、ひとひねりある黒白もいい。ジェーンバーキンのように大人の色気で着こなすのが理想。

・見えない美にこそこだわる”心のゆとりと高ぶり”。それが女を”高級”に見せる。たとえば、Tシャツとジーンズの日も下着はラグジュアリーに。”能ある鷹は爪を隠す”。どんなときにも気高く、それでいて価値あるモノをひけらかさない慎み深さ、この上なく上品で美しく、そして心はいつでも贅沢でありたい。それこそがその人を極上の存在にみせる。見えない美にこだわりを潜ませるときの”心のゆとりと高ぶり”。ヌードより、セミヌード、それより着衣の女。見えそうで見えないもの。見せないけれど見えても構わないものに、真の艶めかしさが宿る。見え隠れする美には人を惹きつけて離さない強烈な魔性が宿る。

・お洒落で考えるべきことは、自分を託せる色と選び抜かれたワードローブ。自分で探し当て、装うことを自己表現のひとつとして楽しむ。100%客観的に自分を見ることも必要。

・流行や高価なものを身につけることがお洒落ではない。大切なのは自分の身体にフィットしていてバランスやシルエットが美しいこと。そのために丁寧に注意深く選ぶ。

・流行ものは自分に合うか観察し、きちんと考えてから取捨選択する。

・トップスとボトムスのバランスは、上を大きくしたら下はタイトに、上を小さくしたら下はボリュームがあって美しいバランスになる。

・清潔感と品の良さこそが目指すべきもの。

・印象を決めるモノは素材感。

・その日の予定や行く場所、まわりに合っているか、人に心地よさを与えることができるかを考えて服装を選ぶ。それには「思いやり」「知性」「想像力」。

・黒のパンプスは便利だが実はとても強いアイテム。スーツなどには曖昧なグレーやベージュのパンプスの方が合わせやすい。

・柄を着たければ、洋服ではなくストールやスカーフなどの小物で楽しむ。服はシンプルにしたほうが着回しが無限大。

・「大人っぽい」と「老けて見える」の違いは清潔感。

・「似合うもの」「着るべきもの」は年齢によって違う。無理して若者ブランドを40代50代で着ても素敵ではない。

・肌や髪の色、瞳の色を引き立て、今の自分の気持ちに合った似合う色を手に入れる。

・ベーシックカラーのグラデーションで揃えると、心地よい調和が生まれる。そこに似合う効かせ色をひとつ。(例えば、グレー×チェリーピンク、ブラック×レッド、カーキ×マスタードイエロー、ナイビー×ブルー)

・白は色というよりは光。効果的に使えば、清潔感あふれる白は深みを生み立体感が生まれる。

・色白な人には明快で強みのある色、日焼け肌には白や淡いブルー、素肌に近いベージュなどメリハリのない色が似合う。

・大きなバッグを持てばカジュアルに、小さなクラッチを持てばファーマルに。バッグのサイズは見せたいイメージで変える。

・アンサンブルニットはジョンスメドレーが有名。組み合わせを前提に作られているツインニットだが単品での使い回しも出来るので定番アイテムとしては最適。ボタンに装飾がなく、カーディガンが長袖であれば尚良し。基本の色は揃えたい。

・自分のスタイルに自信を持つには自分を写真に撮ること。髪型のバランスや色あわせ、サイズ感など第三者の目として客観的に見ることが出来る。

・素敵な指輪を身につけている人でネイルアートに凝っている人はいない。

・間に合わせの洋服で出掛けてしまった日ほど落ち着かないことはない。スタイリングは予定や天気をチェックして前日には揃えておく。これが余裕。

・着こなしのチェックは鏡から1.5メートル離れて客観的に確認する。シルエットは大丈夫か、色あわせは調和がとれているか。人に対するプレゼンテーションと心して服を決める。

・男性へのアンケートの結果、「仕事ではナチュラルストッキングは履いていて欲しい。きちんと見える」という声が多かった。きちんとした場では「社会性」。その場に応じた使いこなしが必要。

・バッグの素材感は季節を表す。夏にはストローやコットン、キャンバス、スウェードもOK。冬にはエナメルや表革など。

・小物が充実するともっとお洒落に近づく。

・TPOにあっていることが気の利いたお洒落の最大のポイント。

・「ふだん着」というくくりはない。オン、オフにかかわらず、家の中ででも目的に沿ったファッションでいる。面倒と思うより着替える楽しみがないほうが寂しい。いまはありがたいことにカシミアのセーターも手ごろな価格で手にはいるので、日常に取り入れたら手放せなくなった。

・若い頃は欲しいものがあってもお金がない。だから質素でも工夫をしておしゃれに努める。歳を取ると、あふれるものの中で暮らしてきたので、あるとき削ぎ落としたくなる。そして、自分が本当に好きなモノのが見えてくるので、必要なモノだけで満足できるようになる。

・買い物はお金があれば簡単にできる。でも、それは素敵な自分へ近づくこととは異なる。ごちゃごちゃモノがあふれているのは我慢ならない。すっきり、ゆったりしておくのこそがエレガント。

・外に出ると必ず新しい発見がある。触発されることが多くてよい刺激になり、楽しい。外に出ることは緊張感をもたらし、それがお洒落な心を生む原動力になると思う。日常に甘んじることなく、どんな場所にいてもピンとした女らしさを持ち続けることで「いい女」に近づけるのでは?

・フォーマルを身近に楽しむ。フォーマルといっても、いつもの自分らしいスタイルの延長と考えればいい。もともと好きなスタイルでとびきりのお洒落をする。気負わずフォーマルに装えるのはホテル。手軽で時間もそれほど必要ない。ゴージャスにしてもホテルなら浮くことはない。時間とレストランの格を頭に入れておけば問題ない。日常に埋もれて「まあ、いいか」と流されず、華やかな集まりに場慣れしておく。その時に周りの女性をチェックして次につなぐ。

・仕事に行くのか、ディナーに行くのか、遊びに行くのか、その目的によって持つバッグは変わるので、目的に合わせて選ぶ必要がある。もし、バッグを選ぶのに迷ったらその日履く靴に合わせるとよい。イヴニングバッグはクラッチタイプのモノを選ぶとエレガント。

・靴選びはデザインよりも履きやすさ。

・ベーシックで辛口な着こなしが好き。女らしさはわかりやすい甘さではなく、同性からも異性からも好かれる「媚びない女らしさ」。女らしさはさりげなく。エレガントなドレスの時も、カジュアルなデニムの時もさりげなく匂わせる。

・シンプルなのにカッコイイ。さりげなくお洒落をしていてこなれている。どう着たらこの服が自分に寄り添うか、美しく引き立つか考える。ひと手間かけると洋服もイキイキしこなれた感じになる。

・お洒落はスタイルをよく見せるものでないと。自分を実物以上にきれいに見せてくれるスタイルアップバランスをみつける。ほっそりと縦のラインを強調するIライン。着やせの王道バランス。身長を高く見せたい小柄の人にいい。上にボリュームをもたせボトムスは細身にみせるYライン。華やかな女らしさを出したければAライン。下にボリュームがある分、上はコンパクトに。